埼玉県川口市は来年4月から、市内で新築するワンルームマンションに、留守中に荷物を受け取るための「宅配ボックス」の設置を義務付ける方針を決めた。住人不在による再配達や、宅配業者の路上駐車を減らすのが目的。市のワンルームマンション条例の改正案を12月定例会に提出する。義務付けは県内で初めてという。(出田阿生) 来春からはトラック運転手の時間外労働の上限規制がスタート。運搬量の減少や運転手不足など「物流の2024年問題」が取り沙汰されている。こうした背景もあり、奥ノ木信夫市長は22日の記者会見で「市内のワンルームマンションの新築件数は年々増加傾向にある。住人は単身世帯が多く、大手宅配業者へのヒアリングでは再配達が平均2~3回になると判明した」と説明した。
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