迂回路開通にめど 福岡市・天神の1丁目北ブロックの大型再開発に伴う街づくり計画の概要が分かった。天神を南北に貫く渡辺通りの迂回(うかい)路となる「天神通線」の延伸事業と一体的に開発され、同線は、今秋にも都市計画決定される予定だ。市の再開発推進プロジェクト「天神ビッグバン」を活用して、渡辺通りの渋滞緩和へ向けた取り組みは大きく前進する。 計画エリアは、「日本生命福岡ビル」や積水ハウス所有の「福岡三栄ビル」など大型ビルが並ぶ約7千平方メートル。地権者や市が取りまとめた街づくりの基本指針「地区整備計画」の原案によると、再開発に合わせて敷地の一部を天神通線の延伸用地として市に提供。市は他の必要な用地取得も進め、明治通りと昭和通りの約100メートルを結ぶ一方通行の市道(幅4メートル)を、5車線程度の天神通線(同20メートル)として整備する。 天神通線は現在、国体道路と明治通りを結び市役所前を通る全長