米航空宇宙局(NASA)が公開した地球の画像(2010年3月2日提供、資料写真)。(c)AFP/NASA 【10月14日 AFP】現在のペースで二酸化炭素の排出と天然資源の乱用が続けば、2030年までに地球が2つ必要になる――。環境保護団体、世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature、WWF)は13日、報告書「生きている地球(Living Planet)」でこのような分析結果を発表した。 今回で8回目となる同報告書は、入手可能な最新データである2007年のデータを分析したもの。それによると07年、世界の人口は68億人で、地球環境が持続的に支えられる限界を50%も超過する消費生活を送っていた。 この傾向が続けば、人口増加、消費活動、気候変動の進み方が国連(UN)の中位予測程度にとどまったとしても、30年までに人類は地球2個分の二酸化炭素吸収能力と天然資源が必要とな