Inc.:なぜ私たちは不満を言うのでしょうか? ネガティブなことを言って、相手を苦しめようとしているわけではないはずです。ほとんどの場合、不満を言っているときは感情を発散しようとしています。溜まった感情を吐き出すと気分が晴れるからです。 しかし、科学的には、不満を吐き出すことには重大な欠点がいくつかあると言われています。その1つに、ネガティブなことを言うと自分の気分は良くなりますが、相手に気分が伝染して、聞いている人の気分を悪くする傾向があります。感情を吐き出す研究をしている心理学者のJeffrey Lohrは、印象的な例を挙げてこのように説明しています。 どうしても出そうになっても、エレベーターの中でおならをする人はいません。怒りやネガティブな感情を吐き出すのは、これに似ています。溜まったものを吐き出すのは良いことのような気がしますが、まったくの間違いです。 不満を言うことは、自分や友だ