世界で最も強力な地上太陽望遠鏡を使用し、太陽の驚くべき姿をクローズアップで撮影した画像8枚が公開された。 撮影に使われたのは、ハワイ州ハレアカラにある米国国立科学財団のダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡(DKIST)。同望遠鏡は2020年にファーストライト(初観測)を行ったが、現在も試験運転中だ。今回公開された画像は、この望遠鏡の今後の活躍を期待させるものだ。 イノウエ太陽望遠鏡が撮影した太陽画像のコラージュ(NSF/AURA/NSO) 昨年6月にも、イノウエ太陽望遠鏡が撮影した太陽の素晴らしいクローズアップ画像が4枚公開されていた。当時初めて撮影された太陽大気の最も低い層である光球(photosphere)は、今回の画像群でも捉えられている。 口径4mのイノウエ太陽望遠鏡は、太陽研究者が太陽およびその地球に対する影響を理解する上で、大きな前進をもたらすと期待されている。宇宙に設置された太陽