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ブックマーク / realsound.jp (74)

  • 「97世代」が音楽を豊かにするーー降谷建志、TRICERATOPS、GRAPEVINEのアルバムを聴く

    <勇気を持ってかかげた誓い 鼻で笑うように流れる世界 駆け抜けよう共にこんな時代 塗り替えるのは君達(きみら)の世代> 1999年にリリースされたDragon Ashのアルバム『Viva La Revolution』の表題曲である「Viva La Revolution」。降谷建志はこの曲をライブで披露する際に、いつからかオリジナルの歌詞である<塗り替えるのは僕達(ぼくら)の世代>を<君達(きみら)>と改変して歌うようになった。革命の主体者として雄叫びをあげる立場から、次の世代の自立を促す立場へ。もちろん人にとって「前線を退く」というような気持ちは毛頭ないはずだが、日音楽のあり方を自ら変えてやろうと血気盛んだった10代の頃と比べるといくぶん肩の力は抜けたのかもしれない。 直訳すると「すべての物事は音楽になる」というタイトルが冠せられた降谷建志にとって初のソロアルバム『Everythin

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    freedom97 2015/07/20
  • KAT-TUN上田竜也、番組スタッフのお願いを一刀両断「金の貸し借りは人間関係良くなくなる」

    KAT-TUNによる冠番組『KAT-TUNの世界一タメになる旅!』の7月18日放送分では、メンバーが香川県でうどんをす旅に出た。 同番組は、KAT-TUNが全国各地を巡り、普段は出来ない体験・優しい人々との触れ合いの中で「タメ」になることをする旅バラエティー。メンバーは番組スタッフが決めた「指令は絶対!」「お金は使わない!」「全て自分達の力で交渉!」というルールをもとに、「天の声(番組スタッフ)」が出す様々な指令をこなしながら旅をしていくというもの。今回は香川県を舞台に「うどん屋さんを見つけ次第すぐ入り、おごってもらいなさい」という指令に挑戦した。 冒頭、天の声がメンバーに「働きすぎじゃないの? それだけ働いたらさぞお金も貯まってるでしょ、上田くん500万円くらい貸してよ」と甘えると、上田竜也は「金の貸し借りは人間関係良くなくなるから」とこれを一刀両断。追加で「店を見つけ次第交渉する」「

    KAT-TUN上田竜也、番組スタッフのお願いを一刀両断「金の貸し借りは人間関係良くなくなる」
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    freedom97 2015/07/19
  • セカオワの新曲「ANTI-HERO」は世界のスタンダードになる? リズムを刷新した渾身の一曲を分析

    SEKAI NO OWARIが、7月29日にリリースするシングル『ANTI-HERO』より、表題曲のMVを公開した。 同曲は、映画の前編である『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』に書き下ろされた主題歌であり、ゴリラズやカサビアンのサウンドプロデュースを手掛けてきたダン・ジ・オートメイターとともに作り上げた楽曲。前作にあたるアルバム『Tree』からは大きく路線を変更し、R&Bやヒップホップの要素を取り入れた、海外シーン向けのサウンド構造に仕上がっている。同楽曲について、音楽ジャーナリストの柴那典氏は、発表段階で「『流行ものではないスタンダードな楽曲を制作する』という意思の表れ」と語っていたが、楽曲についてはこう分析する。 「セカオワは自身をキャラクターナイズする戦略を持ったバンドで、ダン・ジ・オートメイターのプロデュースワークの中ではやはりゴリラズのあり方に通じるものがあります。と

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    freedom97 2015/07/19
  • テイ・トウワが語る、トレンドを超えた音楽の作り方「アンテナが錆びてても必要な電波は入ってくる」

    テイ・トウワが通算8枚目となる新作アルバム『CUTE』を7月29日にリリース、先行配信を7月1日よりスタートする。細野晴臣、高橋幸宏、砂原良徳、LEO今井、UAなど多彩なミュージシャンを迎えて制作された同作は、まさに“CUTE”と形容したくなる繊細かつ魅惑的なダンスミュージックが展開されている。今回は、音楽評論家の小野島大氏がテイ・トウワ人を直撃。アルバムの制作背景や軽井沢での生活、自身のDJスタイルやリスナーとしての感覚に起きた変化などを語ってもらった。(編集部) 「今までと同じスキームでいいのか疑問を持った」 ――今回、マスタリング・エンジニアが新しい人なんですね。 テイ:そうです。『LUCKY』(2013年)とその前の『SUNNY』(2011年)『BIG FUN』(2009年)は、ニューヨークのステアリング・サウンドのグレッグ・カルビとやってました。もともとはジョン・レノンやトーキ

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    freedom97 2015/07/01
  • ライブハウスにいちばん近いフェスーー『SATANIC CARNIVAL'15』が生み出したカルチャーと熱狂

    PIZZA OF DEATH RECORDSが主催する音楽フェスティバル『SATANIC CARNIVAL'15』は、世代を超えた盛り上がりを見せ“新しい音楽カルチャー”の誕生を予感させるものだった。快晴に恵まれた6月20日、昨年に引き続き幕張メッセ 国際展示場 9-11にて、およそ10時間以上にわたって行われ、約1万7000人を動員。出演陣には、PIZZA OF DEATH RECORDS主催とあってメロコア勢が目立つが、同レーベルを率いる横山健とかねてより交流のあるロックバンドや、広く“ラウド系”と称される注目バンドが集結し、バラエティに富みながらも統一感のあるラインナップとなった。今回出演したのは、以下の23組(出演順)。 【SATAN STAGE】 OVER ARM THROW、ROTTENGRAFFTY、KEMURI、coldrain、MONGOL800、Fear, and Lo

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    freedom97 2015/06/29
  • TM NETWORK、筋肉少女帯、POLYSICS……ロック界におけるキーボーディストの系譜を辿る

    ロックバンドにおいてのキーボーディストは他プレイヤー以上に、器材/機材の発展とともにその役割が変化してきたと言える。特にシンセサイザーの登場におけるサウンドの多様化は目まぐるしいものがあり、日においてYMOの登場はポップス、ロック界にも大きく影響を与えた。 ひとくちにキーボーディストといっても、プレイヤーであると同時に、コンピューターミュージックが主流となる昨今においては、トラックメーカー、プログラミングやマニピュレーターとしての役割を担うことも多い。そうした広義に渡るキーボード、鍵盤楽器がもたらした影響を日音楽シーンとともに見て行きたい。 キーボードとシンセサイザーの違い パート・クレジットを“Keyboards”と、“Synthesizer”で使い分けるプレイヤーも多くいる。混同している人も多いと思うので簡単に説明しておく。シンセサイザーとは波形や周波数を変調して自由に音を作るこ

    TM NETWORK、筋肉少女帯、POLYSICS……ロック界におけるキーボーディストの系譜を辿る
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    freedom97 2015/06/28
  • CAPSULE 14年の歴史を横断 初ワンマン・ツアーで中田ヤスタカが見せた“ピュアな一面”とは

    ふくりゅうが『CAPSULE -"WAVE RUNNER" RELEASE LIVE-』を読み解く 2015.06.17 19:45 Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースはもちろん、名実ともに日を代表する音楽家としてシーンに君臨する中田ヤスタカとこしじまとしこによる2人組ユニットCAPSULE。2001年にメジャーデビューしたCAPSULEが、今年デビュー14年目にして初のワンマン・ツアー『CAPSULE -"WAVE RUNNER" RELEASE LIVE-』をおこなった。ソールドアウトした最終公演が2015年6月5日に東京・赤坂BLITZにて開催されたので、その模様をレポートしたい。 CAPSULEは、これまでライブをまったくやってこなかったワケではない。アルバム作品のリリース・パーティーを含め、クラブイベントや、ロックフェスではライブをおこなっていた。だが、完全なる

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    freedom97 2015/06/18
  • 海外と日本のバンドの「ドラムの違い」とは? 元アマチュアドラマー兵庫慎司が考える

    もうすぐフェスのシーズンが始まる。というか、一部ではもう始まっていますね。6月16日現在の段階で、私も既に3つ行きました。JAPAN JAM BEACH、METROCK、TAICO CLUBです。 で。ご存知のように、洋楽アーティスト主体で邦楽アーティストも出るフェスの代表は、フジ・ロック・フェスティバルとサマーソニックであって、よって現場では洋邦両方観て聴くことになるわけだが、そのたびに毎年思い知ることがある。 海外のバンドと日のバンドのライヴ・パフォーマンスにおいて、もっとも違うのはドラムだ、ということだ。 海外のバンドの方が圧倒的にいいのだ。日盤も出ていないようなバンドであっても、作品では打ち込みでライヴでのみ生ドラムを入れているようなバンドであっても、ドラムはすごくよかったりするのだ。会場を歩いていて、遠くのステージから知らない曲のイントロがきこえてきた場合、そのドラムの響きだ

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    freedom97 2015/06/16
  • ceroは日本のポップミュージックをどう変える? 「2015年の街の景色を音楽にすることができた」

    2010年にカクバリズムよりデビューして以来、2枚のアルバムでインディーシーンに大きな影響を与えてきたceroが、5月27日に3rdアルバム『Obscure Ride』をリリースした。同作は、街の情景を旅行記のような形でドリーミーに描いてみせた2ndアルバム『My Lost City』の華やかさから一転、ヒップホップや現行のジャズシーンと親和性のある強靭なビートを備えた作品に仕上がっている。今回リアルサウンドでは、髙城晶平、荒内佑、橋翼のメンバー3人にインタビューを実施。聴き手には音楽ジャーナリストの宇野維正氏を迎え、前作からここまで音楽性が変化した理由や、楽曲の構造、彼らが考える“街の音楽”について、じっくりと語ってもらった。(編集部) 「日のポップミュージックを長年担ってきた人ができなかったことが、もしかしたらできちゃったんじゃないか」(荒内) ――今回のアルバム『Obscure

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    freedom97 2015/05/29
  • 奥田民生の新グッズ「老眼鏡(RGM)」が大人気 邦楽ロックファンの高齢化を今だからこそ考える

    邦楽ロックファンの高齢化を考える? なんで? そんなのとっくの昔からそうじゃないか。2015年の今、わざわざ書くようなことか? と、人に言われずとも自分でも思うが、それでも書く理由はふたつ。 ひとつめは、今の現実が、まがりなりにもそこから脱したと言っていいのではないか、という状況になったこと(詳しくは後述します)。この高齢化、ある意味とてもシリアスな問題でもあったので、そのまっただなかの時期は、それについて書いたりするのが、なかなか難しかったのでした。 そしてふたつめは、奥田民生が最近販売を始めた、グッズの新シリーズの中に、これがあったことだ。 RGMとは“roh gan megane”の略。老眼鏡。丸(写真のもの)と角(フレームが長方形)の2種類。度数は+1.0、+1.5、+2.0の3種類。3,300円。広島市東区のハックベリーという会社の製品。 5月11日(月)&12日(火)に広島文化

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    freedom97 2015/05/17
  • Mellowhead深沼元昭が語る、音楽家としての信条とサヴァイヴ術「『周りが見えない力』も大事」

    深沼元昭のソロユニットMellowheadが、6年ぶりのオリジナルアルバム『Kanata』をリリースする。自身のヴォーカルに加えて、片寄明人(GREAT3)、西寺郷太(NONA REEVES)、堀込泰行(ex.キリンジ)がゲストに参加。彼の持つ卓越したセンスが、独特の乾いた味わいを持つAOR〜ソウル・ミュージックに結実した一枚となっている。 93年にバンドPLAGUESのボーカル&ギターとしてメジャーデビュー、02年の活動休止後にはソロと並行してプロデューサーとしてのキャリアも重ねてきた彼。現在では、Mellowheadに加え、元PEALOUTの近藤智洋らと結成したバンドGHEEE、2010年に再始動したPLAGUESも含め様々なプロジェクトで活動を続けている。そして、プロデューサーとしてchayなど数多くの新鋭を手がける一方、ギタリストとして佐野元春や浅井健一の作品やライブなどにも参加。

    Mellowhead深沼元昭が語る、音楽家としての信条とサヴァイヴ術「『周りが見えない力』も大事」
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    freedom97 2015/04/19
  • つんく♂が音楽家として築いてきたものーーこれまでの功績と今後への期待

    「一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました。」 プロデュースした母校の入学式に登場したひとりの歌手が、自分が一番大切にしてきた声を失ったことを告白し、身を挺した決断をもって生きることの意味を問うた。 音楽生命に関わる衝撃の告白を、マスコミに向けて会見を開くわけでもなく、ファンに向けてでもなく、母校の後輩に向けての祝辞の場で行ったことが、いかにもつんく♂らしい。 シャ乱Qのボーカリストとして、ハロー!プロジェクトのプロデューサーとして。どちらの顔でも汎用性よりも自我を色濃く打ち出す、異彩を放ったスタイルで一世風靡してきた。音符への歌詞の乗せ方と声の響かせ方が特徴的なボーカルスタイル、特に「泣き」を見せるような哀愁的な歌は圧倒的である。プロデューサーとしては、どこか歌謡曲の枠の中にあったアイドルポップスに、様々な音楽フレーバーを注入し、その可能性を拡げた功績は大きいだろう。 濃厚だが、

    つんく♂が音楽家として築いてきたものーーこれまでの功績と今後への期待
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    freedom97 2015/04/10
  • 嵐の楽曲はどう“面白い”のか? 柴 那典×矢野利裕がその魅力を語り合う

    嵐が日一の男性アイドルグループとなった理由を、音楽性、演技・バラエティ、キャラクター、パフォーマンスという4つの視点から読み解いた書籍『嵐はなぜ史上最強のエンタメ集団になったか』が、4月16日から17日かけて、全国書店やネット書店で発売される。同書はリアルサウンド編集部が制作を手がけ、青井サンマ氏、柴 那典氏、関修氏、田幸和歌子氏、成馬零一氏、矢野利裕氏など、嵐に詳しい気鋭の評論家・ライターが寄稿。嵐の魅力を多彩な角度から解き明かしている。 書籍の発売に先がけ、先日公開した【嵐が次にめざす方向性とは? “日一のエンタメ集団”を徹底分析する書籍登場】に続き、音楽ジャーナリストの柴 那典氏と評論家の矢野利裕氏が嵐の音楽性について語り合った対談を、一部抜粋してお届けする。(編集部) 柴「楽曲ごとにジャンルの違った多彩な仕掛けが組み込まれている」 ーー二人が嵐を聴くようになったきっかけを教えて

    嵐の楽曲はどう“面白い”のか? 柴 那典×矢野利裕がその魅力を語り合う
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    freedom97 2015/04/06
  • 『問題のあるレストラン』ときゃりー「もんだいガール」が示した、ドラマと音楽の幸福な関係

    テレビドラマと音楽というと、多くの人が連想するのは主題歌だろう。 90年代には『東京ラブストーリー』の主題歌である小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」や、『101回目のプロポーズ』の主題歌であるCHAGE&ASKAの「SAY YES」などのミリオンセラーが生まれドラマのタイアップを取ることがヒット曲の条件という時代もあった。しかし、今はドラマの主題歌=ヒット曲という公式はあまり機能していない。 だが、一方で『モテキ』や『あまちゃん』などの音楽自体が作品のテーマと有機的に結びついている作品も多数生まれており、劇中に登場した曲やコンピレーションアルバムがヒットするというケースも生まれている。 そんなドラマと音楽の結びつきで、今期もっとも面白いのが、『問題のあるレストラン』の主題歌・きゃりーぱみゅぱみゅの「もんだいガール」だ。 『問題のあるレストラン』はフジテレビ系木曜夜10時から放送されてい

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    freedom97 2015/03/14
  • ヒャダインが明かす、人気音楽作家となるまでの日々「動画サイトで自分は間違っていないと確認できた」

    音楽を創る全ての人を応援したいという思いから生まれた、音楽作家・クリエイターのための音楽総合プラットフォーム『Music Factory Tokyo』が、ヒャダインのスペシャルインタビューを公開した。 同サイトは、ニュースやインタビュー、コラムなどを配信するほか、クリエイター同士の交流の場を提供したり、セミナーやイベント、ライブの開催など様々なプロジェクトを提案して、未来のクリエイターたちをバックアップする目的で作られたもの。コンテンツの編集には、リアルサウンド編集部のある株式会社blueprintが携わっている。リアルサウンドでは、今回公開されたヒャダインのインタビュー前編を紹介。同記事では、歌手としてもメジャーデビューする一方で、ももいろクローバーや郷ひろみなどの幅広いアーティストを手掛け続けている彼に、作家を目指したきっかけや影響を与えた音楽、多忙な毎日の過ごし方などについて話を訊い

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    freedom97 2015/03/10
  • チャットモンチーが明かす、デビュー10周年の現在地「やりたいことが進化しているのはすごく幸せ」

    チャットモンチーが、3月4日にニューシングル『ときめき/隣の女』をリリースした。メンバーの橋絵莉子(Gu,Vo)、福岡晃子(Ba,Vo,Cho)に、世武裕子(Piano, Synthesizer)、北野愛子(Dr. / DQS, nelca / ex. your gold, my pink)という2名をサポートに迎えた、全員女性の通称「乙女団」という編成でレコーディングされた作は、ピアノを軸とする艶かしい演奏はもちろん、どこか毒気を感じさせる歌詞もまた魅力的だ。「いつだって恋がしたいよ/あなた以外と」と歌う「ときめき」は、どんな着想から生まれたのか。また、前作『こころとあたま/いたちごっこ』に続きサポートメンバーと作品を作り上げることによって生まれた、バンドサウンドの新局面とは。デビュー10周年を迎えた二人にじっくりと話を聞いた。 「みんなが日常だと思っているものも、いろんな選択肢の中

    チャットモンチーが明かす、デビュー10周年の現在地「やりたいことが進化しているのはすごく幸せ」
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    freedom97 2015/03/06
  • エビ中、“ももクロの妹分”から脱却なるか 人見知り集団が『Mステ』で残した爪痕

    2月6日、念願の『ミュージックステーション』に初出演したエビ中こと私立恵比寿中学は、番組のトリで登場すると、この日のために用意された「金八DANCE MUSIC」のMステスペシャルバージョンを披露し、大きな爪痕を残した。2009年にももいろクローバーの妹分として結成されたエビ中は、日武道館やさいたまスーパーアリーナでの単独公演を完売させるなど、人気のアイドルグループではあるが、まだ老若男女、広く一般層にまで名前が浸透するには至っていない。そんなエビ中が世間に見つかる大きなチャンス、それがMステだったし、だからこそ彼女たちはこの場に勝負をかけてきた。 Mステで披露された「金八DANCE MUSIC」は1月28日に発売されたばかりのアルバム『金八』からの一曲だ。中学生で「金八」と言われると、TBSのドラマの方を連想しがちだが、この曲は金曜八時、ミュージックステーションの放送時間を意識した一曲

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    freedom97 2015/02/13
  • 嵐が<崖っぷち>アイドルだった頃(中篇) 市川哲史がグループの“仲の良さ”を読み解く

    前編【嵐が<崖っぷち>アイドルだった頃(前篇)+市川哲史がTOKIOへ“ごめんなさい”】はこちら 結局、昨年2014年のめぼしい音楽トピックは嵐の結成&デビュー15周年だけだったが、それだけ誰もが祝福するおめでたい出来事でもあったのだ。 とはいえ、デビュー曲の『A・RA・SHI』がほぼミリオンセラーだったのに、初アルバムが出せるまで2年も懸かった嵐である。セールスの伸び悩みはかなり深刻で、デビュー4年目にはキャニオンとの契約を切り、異例のプライベート・レーベルを起ち上げて状況の打開を図るしかなかったほどだった。 これだけ長く商業的成功に恵まれないと当然、後続のグループに次々と追い抜かれる憂き目も見る。 たとえばデビュー9年目でようやく実現した嵐の初ドーム公演と同じ2007年に、デビュー4年目の後輩・NEWSも演ってたりする。KAT-TUNに至っては嵐の1年前、06年デビュー公演がいきなり東

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    freedom97 2015/02/03
  • AKB48、4枚目のオリジナルアルバムに見る新鋭・中堅・ベテランの“現在地”

    昨年12月に9周年を迎え結成10年目に入ったAKB48だが、その歴史に比べるとリリースしてきた“オリジナルアルバム”の枚数は、意外なほどに少ない。シングルリリースごとに制作される曲数が多く、また劇場公演のセットリストがアルバムに近い機能を担い音源も発売されているため、楽曲の供給そのものは潤沢に行なわれている。また、初のオリジナルアルバムとなった2011年の『ここにいたこと』発表以前は、ベストアルバムとして位置づけられた作品に過去のシングル曲を収録していた。そのため、今年1月21日発売の『ここがロドスだ、ここで跳べ!』は、AKB48名義のオリジナルアルバムとしてはまだ4枚目である。しかし、『ここにいたこと』リリース以降、AKB48が発表してきたオリジナルアルバムは、そのいずれもがグループにとって強い意味を持ってきた。 東日大震災を受けて発売日が一旦延期になった2011年の『ここにいたこと』

    AKB48、4枚目のオリジナルアルバムに見る新鋭・中堅・ベテランの“現在地”
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    freedom97 2015/02/03
  • 乃木坂46における「君の名は希望」と「制服のマネキン」の重要性ーー杉山勝彦の作曲力を読む

    乃木坂46の「制服のマネキン」、「君の名は希望」等の作曲を手がけた男性二人組ユニットUSAGIでも活躍する杉山勝彦(写真右) 1月23日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に乃木坂46が出演し、「制服のマネキン」と「君の名は希望」のメドレーを披露する。 乃木坂46は2012年2月にメジャーデビューしていたものの、先述の2曲を発売したタイミングでは同番組への出演はなかったため、これらの楽曲は今回が番組初披露となる。また、「君の名は希望」に関しては、生田絵梨花がピアノ演奏をし、メンバーが歌唱する特別バージョンということも発表されている。 この2曲は乃木坂46のレパートリーの中でも特に評価が高く、アイドル論者としても知られるBase Ball Bearの小出祐介(Vo/G)が雑誌連載において2年連続で「年間アイドル楽曲ベスト」に選んでいる(2012年「制服のマネキン」、2013年「君の

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    freedom97 2015/01/24