印刷 30日のロンドン外国為替市場で、欧州の共通通貨「ユーロ」が売られ、一時、1ユーロ=99円97銭をつけた。1ユーロ=100円の大台を割り込むのは、2001年6月以来、約10年半ぶり。欧州の政府債務(借金)危機への不安が根強く、ユーロを売って円やドルを買う動きが進んだ。 債務危機をめぐっては、米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、近くドイツやフランスを含むユーロ圏各国の国債の格下げを検討すると表明し、投資家の不安が高まっていた。 ユーロは29日のロンドン市場で一時、1ユーロ=100円06銭近辺まで値下がりし、ユーロの現金が世の中に出回り始めた2002年以降の最安値を更新していた。 朝日新聞デジタルでは、以下のような関連記事も読めます。登録はこちら自慢の品はワンコイン 「100円笑店街」大盛況 熊本〈子どもを読む〉コスメグッズ、脱100円均一100円商店街ヒット