トラックの運転を巡り、運送業界などから、普通免許で運転できる総重量を現行の5トン未満から6・5トンへ引き上げるよう求める声が上がっている。 ハイブリッド化などで総重量が5トン以上のトラックが増え、免許を取得して間もない高校新卒者らが運転できなくなり、雇用にも影響しているという。警察庁は有識者の検討会を発足して議論を始めたが、慎重論も出ている。 運転免許は、車体の重さと積載量を合わせた総重量が5トン未満に対応した「普通免許」、5トン以上11トン未満の「中型免許」、11トン以上の「大型免許」の3種に分類されている。普通免許は18歳以上なら取得できるが、中型免許の取得要件は普通免許を取ってから2年となっている。 運送業者や宅配業者が集配で多用する積載量2トンクラスのトラックの大半は、総重量5トン未満だったが、最近は、積載量が変わらないのに総重量5トン以上が増加。財団法人「自動車検査登録情報