フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4Kテレビで日韓のメーカーが激突する。 既存の薄型テレビが価格下落に苦しむ中、高品質を前面に打ち出すことで販売価格の引き上げが期待できるためだ。 米国の調査会社NPDディスプレイサーチによると、2014年の4Kテレビの市場規模は1230万台に達し、13年比で8倍弱になるという。 先行したのはソニーだ。13年のシェアは金額ベースで23%弱のトップだったが、同年後半には韓国サムスン電子の追撃を受けた。 年間を通してサムスンは12%弱のシェアで第3位だったが、北米市場では11月にサムスンがソニーを逆転したという。 サムスン電子や中国勢の安値攻勢を受け、国内家電大手の薄型テレビ事業は軒並み赤字に転落したが 早くも4Kテレビも同じパターンになってきた。 巻き返しを図るソニーは、8機種の4Kテレビを投入する。 サイズと価格は49型の32万円前後から85型の200万円