豊富なメニュー数、本格的な調理、親しみやすい価格、サービスの「出前」……。東京だけでも今なお1200軒が営業を続ける「町の蕎麦屋さん」。東京都麺類協同組合の組合長で、100年続く蕎麦屋・神田尾張屋の3代目でもある田中秀樹さんに、「町蕎麦」の歴史と魅力についてお聞きしました。 町の蕎麦屋はいい。筆者は立ち食いそばも好きだが、さらにうまい蕎麦やごはんものを食べさせてくれる所が数多いのだ。 しかも廉価だ。単品で500円台から、さらにセットメニューで1000円いかずとも腹いっぱい食える。 神田尾張屋飯田橋店のランチメニュー親子丼セット(980円) 送料無料が当たり前の「出前」も実に有用。そして自分の中でツボに来るお店を見つけたときの喜びは格別だ。飲みにも使える。 ただ、町の蕎麦屋の状況は順風満帆ではない。最盛期と比べると店舗数は約4分の1になったとも言われ、厚生労働省の調査でも個人店の苦戦が目立つ
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