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ブックマーク / kakuyomu.jp (2)

  • アシモがハーゲンダッツを食べる日 - アシモがハーゲンダッツを食べる日(フロクロ) - カクヨム

    「あっ博士、おかえりなさい」 博士が夕飯の買い出しから帰宅すると、奥から声がした。 「ただいま、アシモ。今日はいいものを買ってきたぞ」 アシモ。博士がそう呼んだのは、リビングのソファで寛ぎながらテレビを見ている一人の……もとい、一台のロボットだった。 「いいものってなんですか。この前みたいな臭いのはもう勘弁ですよ。センサーが壊れます」 「鮒寿司の件は悪かったよ。今回は曲者じゃない、高級品だ」 そういいながら、博士はアシモのスムーズな受け答えに満足した。 アシモは博士が長年の苦心の末完成させた2足歩行ロボットで、その名前は博士が幼い頃活躍していたロボットからとったものだ。先月完成したアシモは人間のように動き、人間のように受け答えする人工知能を搭載していたが、あいにく今の時代そんなロボットは五万といる。そんな中で博士が注力したアシモ最大の特徴は「人間のべ物からもエネルギーを得られる」というと

    アシモがハーゲンダッツを食べる日 - アシモがハーゲンダッツを食べる日(フロクロ) - カクヨム
  • ペットボトルを机に置いてください。出来たらあなたは合格です。 - ペットボトルを机に置いてください。出来たらあなたは合格です。(グレブナー基底大好きbot) - カクヨム

    これから最終面接が始まる。 観葉植物が並んでいる小綺麗な廊下で、僕は呼ばれるのをじっと待っていた。膝の上に置く拳に汗がじわじわと滲む。ここまで来るのにどのくらいの手間と時間がかかったことか。 僕はスーツのポケットから小さな鏡を取り出し、ネクタイが曲がっていないか確認する。次にジャケットのボタンを見て、一番下がちゃんと外れていることを確認する。最後にポケットのフタを中へとしっかりしまう。ばっちりだ。 数学科の僕の就活は酷く難航していた。まず、アピールすべきポイントが見つからない。同じ理系でも化学や生物などの実験系の分野は「こういう研究をしました」「新しい事実を発見しました」などの自分の結果がある。しかし、数学科は往々にして研究結果を持たない。厳密には、3、4年大学に通ったくらいでは研究までたどり着けないのだ。 数学科では、ひたすら教科書や論文を読み、先人たちの知恵や知識を頭に蓄える。その作業

    ペットボトルを机に置いてください。出来たらあなたは合格です。 - ペットボトルを机に置いてください。出来たらあなたは合格です。(グレブナー基底大好きbot) - カクヨム
    frog2696
    frog2696 2019/01/18
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