2010年6月11日から1カ月間にわたって南アフリカ共和国で開催された2010 FIFAワールドカップ。ベスト16に残ったサッカー日本代表は「問題解決」や「業務改善」という点でも多大な示唆を与えてくれた――今回は連載「プロが教える業務改善のツボ」でおなじみの松浦剛志氏が、氏のコンサルティング業務のパートナーである田代真広氏とともに、サッカー経験者、業務改善コンサルタントという2つの視点から、サッカー日本代表に見る問題解決力のツボを分析する。 トップ冥利に尽きる一言 「出場している選手、していない選手関係なく、チームの勝利を前提にして、1人1人が何をするか考えて、動いてくれた」―― これはサッカー日本代表 岡田武史監督による2010年7月4日の帰国記者会見での発言である。スポーツであれ、仕事であれ、チームを率いたことがある方、あるいは現在率いている方は、このような岡田監督の発言を聞いてどう思
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