「私たちは心臓で話をしているのです」 1975年に終戦を迎えたベトナム戦争で延べ32万人を派遣した韓国軍は、9000人に及ぶベトナム民間人を虐殺したという疑惑に包まれています。この虐殺から生き残った2人が、光復(解放)70年、ベトナム戦争終戦40年を迎え初めて韓国を訪れました。訪韓中の彼らの日程は、彼らが生きてきた人生同様に順調なものではありませんでした。彼らの訪韓に付き添ってみました。 ベトナム戦虐殺生存者タンさん(後列左)とロンさん(後列右)が8日、ソウル日本大使館前の「水曜集会」に参加し、慰安婦被害者のキム・ボクトンさん(左)とキル・ウォンオクさんを慰め共に立っている 写真カン・ジェフン先任記者//ハンギョレ新聞社 ベトナムには憎悪碑、韓国には記念碑 「韓国軍人も戦争被害者だと思う」 行事会場を取り囲む枯葉剤戦友会を見て 「真実を認めず心が痛む」 慰安婦のお婆さんと分かち合った共感と