ケニアの首都ナイロビの北東488キロにある難民キャンプの医療施設で、治療を待つソマリア難民の女性たち(2008年6月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/SIMON MAINA 【1月29日 AFP】チェコの首都プラハ(Prague)の裁判所は27日、ヒジャブ(頭髪を覆い隠すスカーフ)の着用を看護学校で禁じられたのは差別だとしてソマリア難民の女性が起こした民事訴訟で、女性の主張を退ける判決を下した。欧州連合(EU)加盟国のチェコでこうした訴訟は初めて。 原告は2011年にチェコで難民認定されたアヤン・ジャマール・アフメド・ヌール(Ayan Jamaal Ahmed Nuur)さん。原告側の弁護士は差別に対する謝罪と6万コルナ(約27万円)の損害賠償を請求していたものの、判事はこれを認めず、学校側に有利な判決を下した。原告は法廷に姿を見せなかった。 学校側は、原告が学生として正式に登録されて