ニュージーランド、オークランド諸島(亜南極諸島)のミナミセミクジラ(Eubalaena australis)。(PHOTOGRAPH BY BRIAN J. SKERRY, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 絶滅危機に瀕する大型動物が数週間のうちに相次いで死んだとなれば、保護活動に関わる人々は、原因究明のためにあらゆる手を尽くす。 一見したところ健康そうなタイセイヨウセミクジラ6頭が、カナダのセントローレンス湾で死骸となって見つかった。現在、カナダ水産海洋省、動物保護団体のマリン・アニマル・レスポンス協会、カナダ沿岸警備隊などが、力を結集してクジラの死因を探っている。(参考記事:「中型クジラ82頭が集団座礁で大量死、米国」) タイセイヨウセミクジラは、クジラの中でも特に希少な種だといわれている。国際自然保護連合(IUCN)によると、かつては数万頭が暮らしていた北西
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