政府関係者によりますと、19日午前、死刑囚2人の死刑が執行されました。 第2次安倍内閣発足以降で死刑が執行されたのは、ことし7月以来、12回目で、あわせて21人になりました。 死刑が執行された関光彦死刑囚(44歳)は平成4年、当時19歳のときに千葉県市川市のマンションで会社役員の男性(当時42)の一家を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われました。 男性とその妻、母親、それに4歳の次女の4人が殺害された重大な事件でしたが、犯行当時少年だったことから、裁判では死刑を科すことが妥当かどうかなどが争われました。 1審と2審が「極めて残虐な犯行だ」として死刑を言い渡したのに対して、弁護側は「被告は親からの虐待などの影響で十分な判断ができなかった」などとして上告しました。 平成13年、最高裁判所は「暴力団関係者から要求された金の工面のため家に押し入り、4人を次々に殺害した残虐な事件で、少年だったこと