西日本豪雨を受けて開設された避難所で、段ボールでつくられた簡易ベッドを導入する動きが進んでいる。床に寝るよりも衛生的で、エコノミークラス症候群などの予防効果や災害関連死対策としての重要性を指摘する専門家もいる。被害の大きかった岡山県倉敷市真備町にも、週末にかけて段ボールベッドが導入される予定という。 広島市南区の市立楠那小の避難所には10日に段ボールベッドが運ばれた。同日夜には早速段ボールベッドを組み立てて休んだという男性(68)は「もともと腰が悪くてつらかった。自宅でもベッドだから安心して寝られる。椅子にもなるので、早く届けてほしかった」。 同市安佐北区の市立口田小学校では、段ボールベッドが一つ組み立てられていたが、使われていなかった。避難を続ける女性(83)は「段ボールが薄っぺらいので、こんなもので寝られるんかと思った」と話す。だが試しに寝てみると、「これは寝心地いいわ。(頭の部分の周
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