「ネタニヤフ氏は極右政党の奴隷のよう」イランと対立するイスラエルの内情【報道特集】 緊張が高まる中東情勢。4月に入り、シリアにあるイラン大使館が攻撃を受けたことをきっかけに、イスラエ…
手術後の女性患者にわいせつな行為をした罪に問われている医師の上告審で、最高裁は懲役2年の有罪判決を破棄し東京高裁に、審理を差し戻しました。 医師の関根進被告(46)は2016年5月、都内の病院で女性患者(30代)の胸の手術を行った後、胸をなめるなどのわいせつな行為をした罪に問われています。一審の東京地裁は、女性が麻酔などで幻覚を見た可能性を認め関根被告を無罪としました。しかし二審の東京高裁は幻覚を認めず、女性の胸から検出された関根被告のDNAの量の多さなどから女性の証言に信用性を認め懲役2年の有罪判決を言い渡していました。 きょうの上告審判決で最高裁は二審が幻覚を否定した際に前提にした専門家の見解について「一般的ではない」と指摘。さらに「DNAの量をはかった検査結果の信頼性には不明な部分が残っている」として有罪判決を破棄し、審理を東京高裁に差し戻しました。 高野隆弁護士 「差し戻されて審理
松野官房長官は新型コロナワクチンの2回目の接種率について、国際的な統計で、日本がカナダを抜いてG7諸国の中で1位になったことを明らかにしました。 総理官邸によりますと、国連人口推計をもとに各国の新型コロナワクチン接種率を算出した「アワーワールドインデータ」において、日本の2回目の接種率は75.5%となり、75.3%のカナダを抜いて、G7諸国の中で、トップになったということです。1回目の接種率では日本が78.7%、カナダが78.9%となっています。 また、総理官邸のホームページで公表されている日本の接種率は住民基本台帳人口をもとに算出されており、日本国民の2回目接種率は75.1%となっています。 松野博一官房長官 「G7では1番高い接種率となっており、これまでの自治体や医療従事者など、関係者の皆様のご尽力に感謝申し上げます」 松野官房長官は、今月中に希望者への2回目の接種をおおむね完了する見
ひとりのトランスジェンダー兵士の死をきっかけに、韓国でLGBTをめぐる議論が世論を二分しています。日本では理解増進を盛り込んだ法案の提出が見送られましたが、韓国ではどうなるのでしょうか。 去年1月、軍服姿の若者が社会に向けて「カミングアウト」しました。 「私を含め、全ての性的少数者の兵士たちが差別されずにそれぞれの任務を果たすことができることを願います。私はその先例になりたいです」(ピョン・ヒスさん〔22〕) ピョン・ヒスさんの生まれた時の性別は男性。小さい時から夢は軍人になることでした。夢は叶いましたが、男性兵士として任務を続けるにつれ、性別の違和感が激しくなります。悩んだ末、所属していた部隊に自身がトランスジェンダーであることを明かし、おととし、男性から女性への性別適合手術を受けました。韓国に女性の兵士はいますが、トランスジェンダーだと発表したのは今回が初めて。軍にとって前代未聞のこと
中国政府は17日、武漢ウイルス研究所からの新型コロナウイルスの漏えい説について改めて否定した上で、「武漢の研究者らの研究はノーベル賞を受けるべきだ」と主張しました。 中国外務省の趙立堅報道官は17日の記者会見で、「アメリカ側の一部の人間が新型コロナウイルスの武漢ウイルス研究所からの漏えい説を騒ぎ立てている」として反発。「WHO=世界保健機関の報告を無視した科学者と科学的精神への冒とくだ」と漏えい説を改めて否定しました。 「武漢の研究チームは非難されるのではなく、新型コロナウイルス研究でノーベル医学生理学賞を受けるべきだ」(中国外務省 趙立堅報道官) また、趙報道官はこのように主張し、コウモリ由来のコロナウイルス研究で知られ『バット・ウーマン』とも呼ばれる石正麗研究員が最近、アメリカメディアの取材に応じ漏えいを再度明確に否定したと強調しました。
シリーズ「コロナ危機」です。厳しいロックダウンを行わないなど独自の新型コロナウイルス対策を貫くスウェーデン。その一方で、多くの高齢者が治療さえ受けられずに亡くなっている実態を取材しました。 ジュリアナさんは、亡くなった叔父の写真を前に悔しさをにじませました。 「叔父が病院でちゃんと治療を受けられていれば、生きるチャンスはあったはずなのに」(叔父を亡くしたジュリアナさん) 認知症のため高齢者施設に入所していたジュリアナさんの叔父、モーゼスさん(72)は今年4月、新型コロナウイルスへの感染が確認され、4日後にそのまま施設で亡くなりました。 「医師は『持病のある高齢の感染者は病院で治療を受けられないことになっている』と。叔父が亡くなった時、私は何時間も泣いて眠れませんでした。でも次の日、『コロナだけのせいじゃない』と直感したんです」(ジュリアナさん) 「持続可能な対策をとるべき」として、厳しいロ
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アメリカ・ニューヨーク州で、新型コロナウイルスに感染したことがあるかを調べる抗体検査を実施した結果、陽性がおよそ14%だったことがわかりました。感染者の数が公式発表の10倍にのぼる可能性があるということです。 ニューヨーク州のクオモ知事は23日、感染の実態を把握するため、アメリカで初めて実施した大規模な抗体検査の結果を発表しました。それによりますと、州内各地でおよそ3000人を無作為で抽出し、抗体検査をしたところ、全体の13.9%が陽性でした。大都市のニューヨーク市では21.2%が陽性で、5人に1人以上が感染していたことになります。 州全体ではこれまで26万3000人の感染者が確認されていますが、抗体検査の感染率から、その10倍のおよそ270万人が感染した可能性があるということです。その場合、致死率は低くなり、感染者のおよそ0.5%になるとしています。
新型コロナウイルスに感染していたかを調べる「抗体検査」について、厚生労働省が日本赤十字社による献血血液を利用して検査キットの性能の評価を始めることが分かりました。 「抗体検査」は、新型コロナウイルスに感染すると体内で作られる「抗体の有無」を、血液を採取して調べるもので、既にアメリカなどでは実施されています。 日本赤十字社は厚生労働省からの依頼を受け、「抗体検査」に使う検査キットについて、献血で得た血液を利用して性能の評価を行うと発表しました。関係者によりますと、東京などの地域を中心に献血をとった際に余った血液を研究用として使うということです。 また、あらかじめ同意をとるようにするほか、検査の結果については、たとえ陽性であっても献血した人には伝えないということです。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、過酷な現場を支え続けている人たちがいます。PCR検査を行う女性技師は出産からわずか2か月で、現場に戻らざるを得なかったと訴えます。 「子育てに入るような人を、検査技師に要請しなければいけないこと自体がもう医療崩壊です」(検査技師の女性) こう訴えるのは、関西の病院で働く検査技師の女性。子どもを出産して、わずか2か月で、職場に復帰しました。PCR検査ができる技師が足りないと懇願されたためでした。 「お世話になった上司が『しんどいのでどうしても』って頭を下げられると断れない部分がありまして」(検査技師の女性) 前の担当者は一か月以上も休みがとれない状態でした。現在も、女性含め2人の技師で1日に100以上の検体を扱っていて、子どもは家族に託したまま、職場に泊まり込んで、休みなく、検査を続けているといいます。 「産後まもないので、疲れがひどいなって。大丈夫って
新型コロナウイルスの感染者が大幅に増えた場合に備えるため、厚生労働省は「最悪の場合、発症者は人口の1割を超える」とする流行シナリオを公表しました。 厚労省によりますと、「流行シナリオ」は日本国内で“何も対策が取られなかった”場合を推計したもので、その場合、発症者は人口10万人あたり最大で1万613人となり、「人口の1割を超える」としています。 最大のピーク時には、1日あたり、人口10万人に対して発症者は559人、入院患者は231人と推計されています。 厚生労働省は「さまざまな対策で、実態の数値は推計値よりも低くなることが予想される」としたうえで、都道府県に対して、シナリオを参考に感染者の対応ができる医療機関を増やすなど、流行に備えた準備を進めるよう求めています。
新型コロナウイルスの影響で一斉休校した措置として、政府が一定の要件を満たしたフリーランスや自営業の人に対して一日4100円の給付を検討していることが、関係者への取材で分かりました。 新型コロナウイルスの対応策をめぐっては、政府が小学校の臨時休校に伴い、保護者が仕事を休んだ場合などに一日8330円を上限に補助する方針を明らかにしています。 関係者によりますと、政府はこれに加えて、一定の条件を満たしているフリーランスや自営業の人についても休業補償として一日定額4100円を給付する方向で検討しているということです。 これらの対策は、政府が10日に取りまとめる予定の緊急対応策に盛り込まれる見通しです。
大阪大学眼科の西田幸二教授らのグループは先月、角膜の表面が傷つき失明状態にある角膜上皮幹細胞疲弊症の患者に、iPS細胞から作った角膜シートを移植し、先週、退院したと発表しました。 角膜シートは、京都大学から提供された他人のiPS細胞を培養して作られたもので、患者の女性は今のところ拒絶反応はなく、移植後、失明状態だった視力は回復しているということです。 「視力的にいうと、字は見えるようになっている。(患者は)喜んでおられます」(大阪大学 西田幸二教授) 今後は1年間、視力の状態を観察しながら、シートの安全性などを慎重に調べるということです。 iPS細胞を使った臨床研究はこれまで、パーキンソン病の治療など実用化に向けた動きが加速していて、阪大はiPS心筋細胞シートの移植も計画しています。
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