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ブックマーク / book.asahi.com (17)

  • 世界17ヵ国で翻訳・出版の話題のバンド・デシネ『LA BOMBE 原爆』著者インタビュー【前篇】——広島への原爆投下までを克明に描く|じんぶん堂

    じんぶん堂TOP 歴史・社会 世界17ヵ国で翻訳・出版の話題のバンド・デシネ『LA BOMBE 原爆』著者インタビュー【前篇】——広島への原爆投下までを克明に描く 記事:平凡社 1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下された。原爆ドーム(当時は広島県産業奨励館)が激しく燃え上がる。 書籍情報はこちら 『LA BOMBE 原爆』(上下巻、脚=ディディエ・アルカント、L.-F.ボレ、絵=ドゥニ・ロディエ、翻訳=大西愛子・平凡社) 日で刊行されるという意味 写真左より、脚を担当したディディエ・アルカント、L.-F.ボレ、絵を担当したドゥニ・ロディエ。 ボレの写真のみ© Fab Jouss ——この7月、日で『LA BOMBE 原爆』(上下巻)が刊行されます。日は世界で唯一の被爆国です。日で刊行されるにあたり、現在、どのようなお気持ちでしょうか。 ディディエ・アルカント(以下、アルカン

    世界17ヵ国で翻訳・出版の話題のバンド・デシネ『LA BOMBE 原爆』著者インタビュー【前篇】——広島への原爆投下までを克明に描く|じんぶん堂
    frothmouth
    frothmouth 2023/09/06
    “その一方で、原爆が投下される前のことについては、あまり知られていないような気がします。広島と長崎で起きた悲劇を二度と繰り返さないためには、誰がどのような目的で原爆を作ったのかを知ることも大事なのでは
  • 「僕の狂ったフェミ彼女」著者&訳者インタビュー フェミニズムは誰かを排除するためのものではない|好書好日

    就活を前に不安な僕を癒してくれた、愛らしい僕の彼女。毎日のようにベッタリで、付き合って1周年を迎えた。そんなとき僕は、1年間の海外インターンシップに行くことに。遠距離は不安だけど、彼女なら安心だ、待っていてくれるはず――。しかし、出国当日。空港にいたのは、涙ぐむ彼女を抱きしめる僕ではなく、別れのメールをもらってメンタルが崩壊した僕だった。 そんな初恋を引きずりながら 大企業に就職し3年目を迎えた「僕」ことスンジュン。周囲はほとんど結婚して、「まだ独身なの?」とからかわれることも多い。結婚する女性を選ぶだけなのに、なかなか結婚への意欲がわかない。そんなある日、初恋の彼女と出くわした! 心がまた動き出す……ところが、彼女はこともあろうにフェミニストになっていた!(イースト・プレス公式サイトより) ●『僕の狂ったフェミ彼女』試し読みはこちら 年を重ねるにつれて大きくなっていった違和感 ――韓国

    「僕の狂ったフェミ彼女」著者&訳者インタビュー フェミニズムは誰かを排除するためのものではない|好書好日
    frothmouth
    frothmouth 2022/06/04
    ちゃんと明言してくれる人は信用できる  ミン・ジヒョンさん「TERFは、フェミニストと言いながら、ただの差別主義者」
  • BTSはビートルズかもしれない 「アメリカ音楽の新しい地図」大和田俊之さんインタビュー|好書好日

    大和田俊之さん 大和田俊之(おおわだ・としゆき) 慶應義塾大学法学部教授。専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。『アメリカ音楽史——ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社)で第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞。長谷川町蔵との共著に『文化系のためのヒップホップ入門』(アルテスパブリッシング)。最新刊は『アメリカ音楽の新しい地図』(筑摩書房)。 それは文化の盗用じゃないか? ――『アメリカ音楽の新しい地図』では、2010年代のポピュラー音楽からアメリカ社会を分析されていますが、書を読んでその複雑さを改めて痛感させられました。 僕は2011年に出した『アメリカ音楽史』で、“アメリカのあらゆる音楽――とりわけアフリカアメリカ人の音楽がヒスパニックの貢献を強調する歴史に書き換えられていくはずだ”と予想しました。実際アメリカのヒスパニック人口は増えた。2016年

    BTSはビートルズかもしれない 「アメリカ音楽の新しい地図」大和田俊之さんインタビュー|好書好日
  • 「リベラルとは何か」書評 「自由と再分配」の危機と可能性|好書好日

    リベラルとは何か 17世紀の自由主義から現代日まで (中公新書) 著者:田中拓道 出版社:中央公論新社 ジャンル:新書・選書・ブックレット リベラルとは何か [著]田中拓道 リベラルという言葉の使い方は実に難しい。もともと多義的なことに加え、現在ではしばしば(あるいはほとんどの場合)否定的な含意を込めて使われるからだ。日では1990年代半ばの政治改革期に、それまでの革新という言葉に代わり、突如として用いられ始めた。リベラルを掲げる政治勢力に属する政治家が、「ところでリベラルって何だ」と聞いたという笑えない逸話も残っている。 書の最大のメリットは、この言葉を明確に絞り込んで使っている点である。例えば欄でも取り上げられたヘレナ・ローゼンブラットの『リベラリズム 失われた歴史と現在』が、古代ローマ以来の射程でこの概念を捉えるのに対し、書の基軸となるのは20世紀に生まれた現代リベラルであ

    「リベラルとは何か」書評 「自由と再分配」の危機と可能性|好書好日
  • 「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 iStock.com/vivalapenler 書籍情報はこちら 「周辺」から世界の歴史を見る 植民地など、「周辺」とされる地域から世界の歴史をみようとする立場は、いわゆる世界システム論をはじめとして、いまではそれほど珍しくはない。そうした見方は、学問的にも市民権を得ているといえる。しかし、ほんの半世紀まえには、そうした立場は、まともな学問とはみられないものでもあった。先頭を切って、この困難な局面を切り開いたひとりが、書の著者エリック・ウィリアムズである。 トリニダード・トバゴの郵便局員の息子として生まれたウィリアムズは、秀才の誉れ高く、周りの期待を背負って、宗主国イギリスのオックスフォード大学に送りこまれた。古典学を専攻した彼は、抜群の成績で卒業したものの、当時のイギリスには─―というより、日をふくむ世界には─―、西洋文明の根源にかかわる古典学、つまりギリシア語やラテ

    「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂
  • 「自分にとっての普通や、正しいと思う感覚が通じない世界が確実に存在する」 Daichi Yamamotoの3冊|好書好日

    Daichi Yamamoto(だいち・やまもと) 1993年京都府生まれのラッパー。父は日人、母がジャマイカ人。19歳からラップとビートの制作をスタートさせた。その後、ロンドンの大学へ留学。帰国後にインターネットで自身が制作した楽曲を発表しはじめる。2018年にSTUTSのアルバム「Eutopia」の収録曲「Breeze」に参加したほか、Aaron Choulaiと共作したEP「WINDOW」などを発表した。19年9月に初のアルバム「Andless」をリリース。 ロンドン留学で体得した「学ぶこと」の質 Daichi Yamamotoは日人の父と、ジャマイカ人の母を持つ京都出身のラッパーだ。9月にリリースされた1stアルバム「Andless」は、ヒップホップ、エレクトロニカ、レゲエ、ファンク、ハウス、グライムなど、バラエティに富んだサウンドとリズムが詰まった作品のように感じられた。そ

    「自分にとっての普通や、正しいと思う感覚が通じない世界が確実に存在する」 Daichi Yamamotoの3冊|好書好日
    frothmouth
    frothmouth 2019/09/23
    🙂 なるほど “もうひとつは昨日自分を幸せにしてくれたことを毎朝3つ書き出す、ということ”
  • 「広がるミサンドリー」書評 男性は暴力的? 描き方問う|好書好日

    広がるミサンドリー ポピュラーカルチャー、メディアにおける男性差別 著者:ポール・ナサンソン 出版社:彩流社 ジャンル:社会・時事・政治・行政 広がるミサンドリー―ポピュラーカルチャー、メディアにおける男性差別 [著]ポール・ナサンソン、キャサリン・K・ヤング ミソジニーという言葉を聞いたことがないですか。日語でいえば、女性嫌悪または女性蔑視。そのカウンターパートに当たる概念がミサンドリー。男性嫌悪または男性蔑視だ。 〈ミソジニーは何十年も研究され、真剣に受け止められている。その一方でミサンドリーは何十年も無視されたり軽視されてきた〉と著者はいう。 過去の性差別はミソジニーの形をとってきたが、フェミニズムの成果として、文化における男性中心主義は1990年代までに大きく是正され、少なくとも今日、公の場での女性差別的な表現は許されない。 それに比べて男はどうだ。男性差別は是正されていないどこ

    「広がるミサンドリー」書評 男性は暴力的? 描き方問う|好書好日
    frothmouth
    frothmouth 2019/04/30
    “〈男性が現在黙っているのは、文字通り過去に女性が黙っていたことと同じである〉。そのうえ〈男性は「男なら潔く黙って耐える」ことを求められる〉。”
  • 渡辺ペコさん「1122」インタビュー 公認不倫OKの仲良し夫婦の行く末は…|好書好日

    文:横井周子 渡辺ペコ 漫画北海道生まれ。2004年、「YOUNG YOU COLOURS」にて『透明少女』でデビュー。以後、女性誌を中心に活躍。繊細で鋭い心理描写と絶妙なユーモア、透明感あふれる絵柄で、多くの読者の支持を集める。青年誌初連載となった『にこたま』(講談社)は、三十路手前の同棲カップルの現実を描き、大きな反響を呼んだ。その他の著書に、『ラウンダバウト』『東京膜』(集英社)、『変身ものがたり』(秋田書店)、『ペコセトラプラス』(幻冬舎)、『昨夜のカレー、明日のパン』(原作 木皿泉/幻冬舎)『おふろどうぞ』(太田出版)などがある。 ・相原一子。夫・相原二也。結婚7年目の仲良し夫婦。セックスレス。子供なし。そんな二人が選択したのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」だ。おとやには、いちこも公認の“恋人”美月がいる。美月との恋に夢中になるおとやを見て、性欲が凪の状態にだったいちこに徐

    渡辺ペコさん「1122」インタビュー 公認不倫OKの仲良し夫婦の行く末は…|好書好日
    frothmouth
    frothmouth 2019/04/03
    🤔 「愛」ではなく「制度」に興味があっての作品ということか
  • 日本のロック熱は女子の〝好き〟エネルギーが作ってきた 映画「ボヘミアン・ラプソディ」公開を機に振り返る|好書好日

    映画「ボヘミアン・ラプソディ」から©2018 Twentieth Century Fox 映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開されて話題だ。イギリスのロックバンド、クイーン、そのヴォーカルのフレディ・マーキュリーに焦点を当てた伝記映画。なるほどクイーンは映画が作られるにふさわしいスーパースターだが、1973年のデビュー当時は国では全く人気がなく、評論家たちにも大不評で「グラムロックの残りカス」とまで書かれたとか。残りカスって……どうよ? よもや半世紀後に伝記映画が作られるとは、書いた評論家も思わなんだろう。 クイーンのフィーバーは日から世界へ そんなクイーンを最初に注目し、人気を獲得したのは、実はここ日。しかも音楽雑誌の女性記者の先見の明からだった。その記者とは東郷かおる子。後に、音楽雑誌「ミュージック・ライフ」の編集長となるが、1973年当時はそこの1記者だった。 「ミュージック・

    日本のロック熱は女子の〝好き〟エネルギーが作ってきた 映画「ボヘミアン・ラプソディ」公開を機に振り返る|好書好日
    frothmouth
    frothmouth 2018/11/23
    🙂 「観劇は女性中心の文化」ってのは一般常識と思うが、音楽においてもそうだったのかな
  • 「兵士とセックス―第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか?」書評 戦争が誘発する性暴力とは|好書好日

    兵士とセックス 第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか? 著者:メアリー・ルイーズ・ロバーツ 出版社:明石書店 ジャンル:社会・時事・政治・行政 兵士とセックス―第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか? [著]メアリー・ルイーズ・ロバーツ 1944年夏、フランスのノルマンディー。ここで米軍が行った上陸作戦は、しばしば軍事的側面からのみ取り上げられる。その後のフランスで、米兵がどのような生活を営んでいたのかについては、ほとんど焦点があたらない。書は、性という観点から、第二次大戦下の米仏関係を読み解く一冊。三部構成で、一部では「恋愛」を、二部では「売買春」を、三部では「レイプ」を取り扱っている。 ノルマンディー作戦は、ナチスからフランスの女の子たちを救い出し、キスの嵐で迎えられるといったジェンダー表現でたびたび受容された。この物語はフランスに対する支配意識とも結びつき、兵士た

    「兵士とセックス―第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか?」書評 戦争が誘発する性暴力とは|好書好日
    frothmouth
    frothmouth 2015/10/14
    映画 フューリーだと侵攻先のドイツでも米兵はレイプしてたよね/ ”米軍では当時「フランス人に対して優位に立つ」手段として性欲、買春、レイプが取り入れられていたという。セックスをしている男女を見かけずに
  • 『「ニセ医学」に騙されないために』書評 インチキ予防に「読むワクチン」|好書好日

    「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る! 著者:NATROM 出版社:メタモル出版 ジャンル:暮らし・実用 「ニセ医学」に騙されないために——危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る! [著]NATROM 「水に汚い言葉をかけると壊れた結晶になる」だの、「EM菌なるものを河川などに投入すると浄化作用がある」だの、今でも多くのニセ科学が広がっている。根拠がないにもかかわらず、科学のフリをするニセ科学。荒唐無稽のようでいて、その伝播(でんぱ)力は侮れない。 書が取り扱うニセ医学も、ニセ科学の一種だ。「医学のふりをしているが医学的な根拠のない、インチキ医学」であるニセ医学は、人々に無駄な努力を促し、治療機会を逃すことに加担する。時には、具体的に人の健康を損なう。 がん治療を否定する独自理論、ワクチン有害論、医療介入を極端に避ける自然分娩(ぶんべん)至上主義

    『「ニセ医学」に騙されないために』書評 インチキ予防に「読むワクチン」|好書好日
    frothmouth
    frothmouth 2014/12/04
    Cunliffe いない
  • 「スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?」書評 遺伝も環境も、どちらも重要|好書好日

    スポーツ遺伝子は勝者を決めるか? アスリートの科学 著者:デイヴィッド・エプスタイン 出版社:早川書房 ジャンル:スポーツ スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?—アスリートの科学 [著]デイヴィッド・エプスタイン スポーツの秋。手に汗握る熱戦の数々。だが、その勝敗や成績が遺伝子であらかじめ決まっているとしたら、ちょっと興ざめかもしれない。 運動能力を決めるのは遺伝か環境か? この古くて新しい問題に、著者は正攻法で迫る。まずは学術論文をくまなく精査して、研究成果を総覧する。次に、興味深い研究者に直接取材をおこなう。さらに、独特の遺伝的素因を持っている世界中のアスリートたちにも、インタビュー調査を敢行する。かくして、厳密な科学研究の分厚い成果と、ジャーナリスティックな物語性を、見事に融合させた。 遺伝的要因も環境要因も、どちらも大きな役割を果たしているという結論は、穏当で真っ当なものである。 著者

    「スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?」書評 遺伝も環境も、どちらも重要|好書好日
    frothmouth
    frothmouth 2014/11/18
    “運動能力を決めるのは遺伝か環境か? この古くて新しい問題に、著者は正攻法で迫る。まずは学術論文をくまなく精査して、研究成果を総覧する。次に、興味深い研究者に直接取材をおこなう。さらに、独特の遺伝的素
  • 「軍服を着た救済者たち」書評 国家に売りわたさない覚悟|好書好日

    軍服を着た救済者たち ドイツ国防軍とユダヤ人救出工作 著者:ヴォルフラム・ヴェッテ 出版社:白水社 ジャンル:歴史・地理・民俗 軍服を着た救済者たち―ドイツ国防軍とユダヤ人救出工作 [著]ヴォルフラム・ヴェッテ ナチス権力との闘いに「抵抗か協力か」の二元論的な視点だけで、20世紀の悲劇を総括できるか、と書は問う。ドイツ国防軍の制服を着た軍人がユダヤ人救出に関わった史実を改めて発掘、整理したのだが、いずれのケースにも人間存在の質を見ることになる。 ドイツ国防軍に籍を置いた中で、ユダヤ人救出に関わったのは編者の調査では40人から45人という。イスラエルが表彰している「正義の人」は約1万7500人、そのうちドイツ人は336人、その1割が軍籍を持つ者だった。確かに微々たる存在だが、救済者には5段階モデル(事態の認識から実際の救済行為まで)があるという心理学者の研究によると、この40人余は単に勇

    「軍服を着た救済者たち」書評 国家に売りわたさない覚悟|好書好日
    frothmouth
    frothmouth 2014/08/10
    悪は凡庸だが正義は凡庸ではないって概観かな
  • 「ゲーリー家の人々」書評 「自由黒人」への差別描いた小説|好書好日

    ゲーリー家の人々 アメリカ奴隷制下の自由黒人 著者:フランク・J.ウェブ 出版社:彩流社 ジャンル:小説・文学 ゲーリー家の人々―アメリカ奴隷制下の自由黒人 [著]フランク・J・ウェブ ゲーリー氏は美しい黒人の女性を事実上のにしている。かれは南部に住む「奴隷制廃止論者」の大農園主であるが、彼女を正式のにし、そして2人の子供を奴隷から解放するために北部に移住する。しかし北部こそ、黒人への狂信的な偏見に満ちた社会であった。ゲーリー家やその周りの黒人たちは白人の暴動によって、虐殺され、重傷を負わされ、財産を奪われた。解放されたり、白人と通婚したりしていた「自由黒人」への差別は特に深刻であったのだ。この小説は、1834年にフィラデルフィアで起きた大規模な反黒人暴動を素材にしている。 アメリカが南北戦争を経て奴隷解放を行う前、1850年代には、黒人奴隷についての小説が多数出ている。よく知られてい

    「ゲーリー家の人々」書評 「自由黒人」への差別描いた小説|好書好日
    frothmouth
    frothmouth 2014/06/01
    本書はアメリカで書かれたが、1857年末、イギリスにおいてようやく出版された。だが1969年にアメリカで再版されたのち、1997年と2004年に続けて再版されている。そこにアメリカ社会での黒人差別への
  • 本の記事 : 自殺はなぜ社会問題か 社会科学者3人が共著 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    自殺はなぜ「社会問題」なのか――。社会科学の研究者3人が、国内外のデータを駆使して自殺の実相に迫る著書『自殺のない社会へ』を発表した。自殺対策には当に効果があるのかも検証。14年続いた「自殺者3万人時代」の意味を問うとともに、新しい政治像の提言にもなっている。 自殺のでは珍しく、経済学者と政治学者が執筆した。開発経済学が専門の澤田康幸・東大教授(46)、米国政治の上田路子・米シラキュース大研究員(40)、政治行動論の松林哲也・大阪大准教授(36)だ。 ■防止策の効果検証 証拠もとに政策必要 社会科学の立場から自殺問題に取り組む動きが少ない、との問題意識が3人をつないだ。「精神科医が書いたばかりでいいのか」と澤田。「効果を問わぬまま自殺対策が進む現実に危機感を覚えた」と上田。「エビデンス(証拠)に基づく研究を踏まえた対策づくりが必要だ」と松林。 自殺については「個人の選択だ」とする考え

    本の記事 : 自殺はなぜ社会問題か 社会科学者3人が共著 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    frothmouth
    frothmouth 2013/10/14
    「青色灯を設置した駅では自殺者数が平均83%減っているとの結果が出た。」 いろいろと~、ありますね
  • インタビュー : 絵本作家・加古里子さんに聞く からすのパンやさん、40年ぶり続編4冊 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    パンダパンにてんぐパン、ひこうきパンもおいしそう――。子どもたちに大人気の絵「からすのパンやさん」の続編4冊が今年、40年の時を経て出版されました。続編のこと、長いあいだ絵を通して向き合ってきた子どもたちのこと。作者の加古里子(かこさとし)さん(87)に聞きました。 ■伝えたい「みんな特別な子」 ――続編は、パン屋さん夫婦の成長した四つ子を、それぞれ主人公とした4冊です 「パンやさん」を出してすぐのころから「続きを描いて」という子どもたちの声は届いていました。続きで落胆させたくない。アイデアを出しては自分でダメと決める繰り返しでした。こりゃいかん、子どもたちが大人になってしまった、と格的に考えるうち、4羽をべ物屋にするアイデアが浮かびました。 ――なぜべ物なのでしょう? 絵を読む子どもたちはこれから生きて、伸びていかなければならない存在です。そのために大切なのはべること。「か

    インタビュー : 絵本作家・加古里子さんに聞く からすのパンやさん、40年ぶり続編4冊 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    frothmouth
    frothmouth 2013/09/27
    『どろぼうがっこうぜんいんだつごく』すごいタイトルだ・・・
  • 書評・最新書評 : 帝国のはざまで―朝鮮近代とナショナリズム [著]アンドレ・シュミット | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■日清戦後に芽生えていた「近代国家」 韓国北朝鮮は、ナショナリズムの強い国だという印象がある。そしてそれが「反日」的であるのは、日の植民地化への民族的な抵抗の中で形成されたためだと理解されているように思う。 しかし書はこうした近代朝鮮のナショナリズム形成についての理解を、それが生み出された時点に立ち返って、修正するものである。近代朝鮮の民族主義を生み出す決定的なきっかけになったのは、日の植民地化が始まる以前に、資主義世界体制への編入を迫る西欧の衝撃であったというのが、ここでの説明である。 そのナショナリズムを作り出した媒体は、日清戦争後の1895年から、次々とソウルの知識人によって創刊された新聞だった。それらの新聞に見られた「文明国」に追いつこうとする知識人の民族主義の論理が、第2次世界大戦後の韓国北朝鮮のナショナリズムの原型になったというのである。 著者はカナダのトロント大学

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