岩波数学辞典の勉強メモです。 今日は、モース理論 です(岩波数学辞典第3版 1198-1202ページ)。 人気blogランキング(自然科学部門)に参加しています。あなたの1クリックを。 以下、厳密性は抜きにしています。 大胆に言えば、微分可能多様体M上で定義された実関数 f が”モース関数”の場合、 fの性質 <−> Mの位相的性質 というシンボル的絵が成り立つというのが、モース理論の概要です。 これは、実関数 f のグラフを書くとき、 ・1階導関数=0となる点(極大・極小) ・2階導関数が正・負となる点(凸・凹) で、グラフの形状(位相的性質)が判断できるという例えでわかってもらえるでしょうか。 モース理論の有名な応用は、Stephen Smale(スメイル)(1966年フィールズ賞受賞)の”高次元ポアンカレ予想の肯定的解決”です。これについては、たとえば 数学セミナーリーディングス 現