NECは、Winnyなどのファイル共有ソフトネットワークに流出してしまったファイルを特定して、拡散を抑止する技術を開発した。 NECは3月2日、Winnyなどのファイル共有ソフト(P2P)ネットワークに流出してしまったファイルを特定して、拡散を抑止する技術を開発したと発表した。 開発した技術は、流出した元ファイルと設定情報など一部が改変された派生ファイルを抽出するものと、インターネット上からP2Pのトラフィックを抽出するもの。派生ファイルを抽出する技術は、元ファイルから特徴的なデータの要素を取り出して、この特徴点を持つ派生ファイルを検出できるようにした。またP2Pのトラフィックを抽出する技術は、高速パケット処理装置に実装できるもので、抽出したトラフィックでフィルタリングを行い、流出したファイルとその派生ファイルを検出できるという。 NECは、情報通信研究機構の設備を利用して仮想マシン100
インターネット接続事業者のNECビッグローブ、ニフティ、インターネットイニシアティブの3社が、メールや課金などの中核システムを統合する方向で調整をしていることが11日、明らかになった。 近く合意する見通し。3社は2011年(平成23年)をめどにシステムを統合する。ネット接続サービスが成熟市場になるなか、3社はシステム統合でコスト圧縮を図り、競争力を高める考え。統合により、設備費用を2割程度圧縮できるとみている。 各サービスのブランドや、利用者のメールアドレスなどは変わらないが、利用者がひとつのパスワードやIDで、複数サイトでのコンテンツの有料販売サービスを利用できるようにするなど、サービスの利便性を高める。 3社は資本提携も検討しているほか、今後他の事業者に対してもシステム統合への参加を呼びかける方針だという。 携帯電話経由でのインターネット利用者数が、パソコン経由の利用者数を上回
2009/04/10 NECは4月10日、企業基幹業務におけるオープンソースソフトウェア(OSS)の利用拡大に向け、OSSミドルウェアのサポートサービスを強化することを発表した。 NECはこれまでも、レッドハットが提供するWebアプリケーションサーバ「JBoss」やCRMソフトウェア「SugarCRM」など、OSSミドルウェアを活用したサービスを提供してきた。新たに、OSSの統合運用管理ソフト「Hinemos」を活用したシステム構築・保守サポートサービスを開始する。 Hinemosは、NTTデータが開発し、オープンソースとして公開している運用管理ソフトウェアで、監視・性能管理やジョブ管理、スケジュール管理といった商用製品並みの機能を備えている。NECでは、Hinemos導入時の事前検証やシステム設計、チューニングなどを行う「システム構築サービス」と、運用時の問い合わせ・障害対応などを行う「
NECは4月2日、安価なケーブルでもUSB2.0の約40倍の高速データ伝送が可能なコンシューマー機器向け次世代インタフェース回路技術を開発したと発表した。安価なケーブルでも、専用ケーブルを使ったハイエンドサーバ間通信と同等の超高速伝送が可能で、今後の製品化に向けて研究開発を進める。 コンシューマー機器で一般に使われている安価なケーブルでは、伝送中に信号が劣化してしまう。信号は受信側機器の回路で補正するが、補正能力には限界がある。ハイエンドサーバなどでは特性の良い高価な接続ケーブルが使われているが、コンシューマー機器間での超高速伝送を実現するにはネックになる。 新技術では、歪みのある信号波形でも高速に受信でき、複雑な波形歪みにも対応可能な補正の仕組みを導入することで、安価なケーブルを使った超高速伝送でも安定した通信が可能になっているという。 2時間分のHD動画を用意し、試作したLSIで検証し
2009/02/16 NECは2月16日、ノベルが提供するLinuxディストリビューション「SUSE Linux Enterprise Server」(SLES)の販売を開始した。ディストリビューション本体に加え、仮想化環境の構築や移行支援プログラムなどを組み合わせて提供していく。 NECでは2005年より、高い計算能力を必要とするハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)市場向けにSUSE Linuxを提供してきた。新たに、サーバを大量導入するデータセンターや価格およびサポートを重視する企業向けに、SLESを販売していく。 仮想化環境でのLinux利用を視野に入れている企業も主要なセグメントの1つ。SLESは、ノベルとマイクロソフトの提携に基づき、Windows Server 2008が搭載する仮想化機能「Hyper-V」での動作認証を取得している。 NECではこのことを活用し、仮想
家庭内に携帯電話用の小型基地局を設置できる「フェムトセル」が、2009年1月に商用サービスを開始する見込みだ。ソフトバンクモバイルから機器の納入を受注したNECが明らかにした。 フェムトセルとは、家庭に設置する小型の無線基地局。携帯電話の電波を、屋内のブロードバンド回線を利用して送受信できる。このため、電波が届きにくい室内でも携帯電話が利用できるほか、1基地局を少人数で利用することで、実通信速度の向上が期待できる。また、携帯電話事業者にとっても、大きな投資をせずに基地局を増やすことができ、カバーエリアの拡大につなげられるメリットがある。 NECが受注したのは、IMS(IP Multimedia Subsystem)方式のフェムトセルシステム。IMSとは音声や動画などのマルチメディアアプリケーションをパケット通信で提供するもので、通信ネットワークのIP化に欠かせない技術となっている。同社によ
日本電信電話(以下NTT)と、NTTデータ先端技術(以下NTT-DI)、VA Linux Systems Japan(以下VA Linux)、日本電気(NEC)は5日、企業システム向けOSS(オープンソース・ソフトウェア)ミドルウェア「Heartbeat(ハートビート)」の日本語サイトを公開した。 「Heartbeat」は、障害対応を備えたLinux上で動作するOSSミドルウェア。サービスを提供するシステムに加え、万一に備えた予備システムを保持するような冗長構成を採っているシステム環境において、システムの状態を監視する。障害を検出した場合は、予備のシステムに切り替えることによりサービスを継続させることが可能。 「Heartbeat」の障害対応 今回、公開された「Heartbeat」の日本語サイトでは、コミュニティと協力し、プログラムやインストールマニュアル、設定例などをダウンロードして使う
ACCESSは12月11日、NTTドコモら4社と、Linuxベースの携帯電話向け共通プラットフォームとオペレーターパックの構築についての検討を開始した。 このたび、ACCESSとともにシステム構築にあたるのは、NTTドコモ、日本電気(NEC)、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、エスティーモの4社。 ACCESSを含む5社は、ACCESSの「ACCESS Linux Platform」を活用し、Linuxベースの携帯電話端末用共通ソフトウェアプラットフォーム、およびNTTドコモのサービスに関連したソフトウェアであるオペレーターパックの検討を開始することに合意し、12月10日、5社間による覚書を締結した。 ACCESSは、次世代アプリケーションプラットフォームACCESS Linux Platformを基に、共通プラットフォームを開発。オペレーターの各種サービスに対応するアプリケーシ
ACCESSは、ドコモ向けのLinux端末開発を手がけるNTTドコモ、NEC、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、エスティーモと、ACCESS Linux Platform(以下、ALP)の活用を検討することで合意したと発表した。 ALPは、ACCESSが子会社化した米PalmSourceと共同で開発を進めてきたLinuxベースの携帯電話向けアプリケーションプラットフォーム。携帯電話に必要な基本機能一式を提供することで、端末開発にかかる期間やコストを低減できるとしており、海外では欧州キャリア大手のOrangeなどへの採用実績がある。 ドコモは、Linux OSベースのFOMA開発を効率化するための共通プラットフォーム「MOAP(L)」を提供しているが、このプラットフォームは基本的にはドコモの国内向け端末に最適化した仕様となっている。ACCESSは、ALPを共通プラットフォームに活用
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