タネンバウム教授の言ってることも分からないでもないんだけどね。 「モノシリックなカーネルはカーネル内部を食い破られたらアウト、危ないんだぜ」っていうことだから。 例えばメールサーバなんかを見てみると分かるけど、昔ながらの単一ソフトウェアで動く 多機能なメールサーバ、sendmailを動かすのってユーザにとってはホント大変だった。 設計のマズさもあるんだろうけど、処理が複雑で、設定もそれに合わせたように複雑で、 ぶっちゃけ常人には理解できない世界。あれをきっちり設定できるってのは、もはや特殊技能だよね。 ところがこれに対し、DJBの作った分散処理のqmailが出現したことで 「機能分割して分散処理する方法も使える、よりセキュアに設計できる」ということが周知の事実となって、 後のpostfixなんかの開発へとつながっていく。現在はこっちの分散型のほうが主流だよね。 メールの処理に関してはこうい