Rubyではライブラリのリファレンスマニュアル作成のドキュメントツールとしてRDocが標準となっています。これは、古くからあるという理由とRuby本体に標準添付されているという理由からです。しかし、RDocはそれほど活発に開発されていないため、最近のドキュメントツールとして機能不足と言わざるをえません1。どのような機能が足りないのかについては別の機会にします。 数年前からYARD(Yey! A Ruby Documentation Tool)というドキュメントツールが開発されています。YARDはRDocとの互換性を残したまま機能を拡張しているため、RDocからの移行も容易です。実は、YARDは第2回フクオカRuby大賞(SSLの証明書の期限が切れているので警告がでます)に「Improving Documentation in the Ruby Community」というタイトルで応募してい