映画みたいな恋をしたい。誰だって一度はそんなことを考えたことがあるに違いない。恋に限らず、日常生活の些細な出来事でも映画になると特別になる。「醤油取って」という台詞だって、スクリーンの中でオダギリジョーさんが言うと「うわぁ醤油取ってもらってる」と感動したりするのである。 しかし、日常生活は主に単調だ。「醤油取って」と頼まれて一々感動したりしない。そこからだって届くじゃん、と心の中でつぶやきながら醤油を取ってあげる。心が動くとしても、それくらいの振れ幅だろう。面白くない。 そこで思った。 どんなに些細な日常でも、映画のシナリオ風に表現したら結構ドラマチックになるんじゃないか? 自分の日常を映画化出来るかもしれない。 ※2009年6月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。