ブログ界隈で日々行われている言論を見ていると、罵倒芸とでも云われているようなスタイルの文章にしばしば出くわします。しかしながら、こうしたスタイルの書き方にも二種類あることに気づきました。一つはまさしく芸と呼ぶにふさわしい真正罵倒芸と、もう一つは単に罵倒のスタイルを取っているだけのエセ罵倒芸です。 真正罵倒芸の特徴は次の通り。 罵倒する相手は、その議論のテーマにおいて発言力のある人やオーソリティー。相手は特定されている(相手の名前を明示していない場合でも誰を指しているか読み手にわかる)。 (自分の意見への賛成者・反対者に関わらず)第三者である読み手の視線を意識し、読み手を楽しませようとするサービス精神がある。 罵倒しながらも論理展開は確かで、情報・知識に基づき、議論に説得力がある。 それに対して、エセ罵倒芸の特徴は次の通り。 罵倒する相手はその人自身が自分より立場が下だと思っている人。ニート