那須塩原市は2005年に、黒磯市と西那須野町と塩原町が合併して誕生した。観光地として有名で、高原の別荘地としても田舎暮らしファンに人気がある。あちこちに牧場があって、可愛い牛の姿も頻繁に見かけられる。 そんな那須塩原市だが、産廃処分場問題に悩んでいる。ここに作られているのは、安定型の最終処分場で、地面を素掘りして巨大な穴を設け、その中に廃プラスチックや建設廃材などを埋めるというものだ。 廃プラなどに付着している有害物質が雨などで地下水に浸透し、水道水や農業用水に被害を与えており、この安定型処分場は全国的に問題になっている。