塩瀬と和菓子の物語 和菓子界に革命を起こした饅頭は、その成り立ちを明確に追える数少ないお菓子です。塩瀬は六七〇年余りの間饅頭を通じて和菓子と向き合ってきました。歴代当主が紡いできたその物語はまさに和菓子の歴史そのものです。 新しい餡への挑戦 日本人が慣れ親しむ甘い餡は、六七〇年余り前、林浄因の創意工夫により誕生しました。たとえるなら日本最古のヴィーガン食品。その後、時代を超えて、上生菓子、羊羹等、和菓子のベースとして進化し、塩瀬も時代に応じた餡の形を提案してきました。 私たち塩瀬はこれからも新しい餡の可能性に挑み続けます。 人に寄り添う贈り物 かけがえのない人生の思い出。その思い出を彩る大切な贈り物、記念品。ある時は晴れの舞台に。ある時は何気ない日常のお返しに。ある時は心を込めたメッセージに。塩瀬の和菓子はそんな思い出にのそばにあり続けます。