宗教(しゅうきょう)は、一般に、人間の力や自然の力を超えた存在への信仰を主体とする思想体系、観念体系であり[1]、また、その体系にもとづく教義、行事、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団のことである[2][3]。 なお広辞苑では、「神または何らかの超越的絶対者あるいは神聖なものに関する信仰・行事」としている[4]。 世界の主な宗教及び宗派の地図 世界の宗教の信者数は、キリスト教約20億人(33.0%)、イスラム教約11億9,000万人(19.6%)、ヒンドゥー教約8億1,000万人(13.4%)、仏教約3億6,000万人(5.9%)、シク教約3,000万人、ユダヤ教約1,400万人(0.2%)、その他の宗教約9億1,000万人(15.0%)、無宗教約7億7,000万人(12.7%)である[注 1]。 19世紀から20世紀にかけて、比較宗教学の発展に伴い世界宗教という分類が定義された。たと