石油情報センターが10日発表した石油製品市況の週間動向調査によると、8日現在のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前週に比べ1リットル当たり4円20銭安の119円10銭となった。120円を割り込むのは2005年3月下旬以来、約3年8カ月ぶりの水準。90円台で販売するガソリンスタンドも出始めた。 原油価格の下落に伴い石油元売り各社が卸値を下げ続けており、小売価格は18週連続の値下がり。消費者の節約志向は依然として根強く、スタンドが顧客の囲い込みのために激しい値下げ競争を繰り広げ、販売下落に拍車を掛けている。需要期を迎えている灯油も18リットル当たりの店頭価格が54円安の1377円。 レギュラー平均価格は全都道府県で下落し、30道府県が110円台、17都県が120円台だった。下げ幅が大きかったのは高知県の17円10銭、滋賀県の6円30銭、青森県の5円40銭など。 競争が激しい千葉市稲毛区の