国土交通省は11日、福岡市が申請していた同市営地下鉄七隈線の天神南-博多約1・4キロの延伸事業を許可した。同市は本年度、設計に着手し、2020年度の開業を目指す。建設費は約450億円。 福岡市は、博多駅に乗り入れることで九州新幹線などとのアクセスが向上し、活性化につながるとしており、延伸区間の利用者数は開業10年後の30年度で1日6万8千人を見込んでいる。 現在の七隈線は天神南-橋本の約12キロ。 渡辺正光副市長は同日、国交省で許可状を受け取った後、記者団に「地下鉄延伸は利便性の向上に加え市の発展に資する大きな事業。市民と経済界の期待も大きく、早期開業を目指して取り組みたい」と述べた。