住宅フェアを訪れたマドリードの公務員、マリア・ホセ・ロサーノさん(49)は何の収穫も得ずに帰ることになった。どの家も手が届く価格ではなかったのだ。物件情報を一通り見て回ったロサーノさんは「格安住宅か、せめて値下げされた住宅がないかと期待して来たけれど、全然だめ」と肩を落とした。 フェアで紹介された住宅には、同国の銀行最大手、サンタンデール銀行やマドリード信用金庫が、住宅開発業者の負債を帳消しにする見返りとして獲得した物件も含まれる。 ◆まるでバブル期 不動産調査会社、デ・アクニャ・アンド・アソシアドス(マドリード)によると、スペインで住宅バブルがはじけて以来、銀行が損失回避のために購入した住宅は合わせて11万戸。アクニャによると、スペインには空き住宅が160万戸もあり、年間21万8000戸程度の住宅需要では完売までに7年かかる計算だ。各行はこうした状況を踏まえ、物件価格は下げないもの
(英エコノミスト誌 2009年8月1日号) 懸念は今、住宅用不動産から商業用不動産へ移りつつある。 遠くから見ると、ポツダム広場は少し昔の姿に似ているように見える。この場所は、かつてベルリンの壁によって分断され、瓦礫の散らばる無人地帯になる前は、ベルリンの中心地だった。それが今はピカピカの新しいビルに囲まれている。 しかし、少し近寄って見ると、多くのビルが、本物のオフィスビルの間に建つ、10階建て程度の巨大な看板の上に書かれた外観だけに過ぎないことがはっきりする。 このごまかしは、空き地がもたらす景色よりはるかに心地良い景観を生み出している。それはまた、欧州第2位の不動産市場(取引ベース)を誇るドイツで、不動産開発業者が異常なまでに活動を控えていることを示している。ほかにも先進国世界のほとんどの場所で、商業用不動産市場は厳しい状況に陥っている。 過去の不動産市場の崩壊と違い、今回
Overheating sees house price downturn in Europe (加熱し過ぎた住宅価格、ヨーロッパで落ち始める) Telegraph:27/08/2007House prices in the overheated markets in Europe have begun a downturn , writes Ambrose Evans-Pritchard ヨーロッパの加熱した市場での住宅価格が落ち始めている House prices on the overheated fringes of Europe have begun to turn down sharply, replicating the early phase of the sub-prime property slide in the United States. ヨーロッパの過熱気味地域
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く