新興エネルギー企業のEcotalityは米国時間3月27日、代替エネルギー競争で水素燃料を強力に後押しする可能性を持つ、画期的な発表を行った。米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)が開発した新技術を採用しているのとのふれこみだ。 その発表によると、Ecotalityはマグネシウムと水を反応させて、水素燃料を発生させる装置「Hydratus」の試作品を作成する計画を立てているという。この装置では、燃料電池を搭載した自動車の必要に応じて、その都度水素が生成される。 JPLが開発した新型のHydratusは、大きさと重さは従来型と同じながら、従来比で2倍の走行距離を実現した。アリゾナ州スコッツデールに本社を置くEcotalityは2007年中にHydratusの試作品を発表する予定で、それまでの時間を使ってさらに改良を加えるつもりだと、同社の最高経営責任者(CEO)を務めるJon