nikkeibp.jp(2/23)の記事。新方式「マグナス効果」を使った風力発電、メカロ秋田が開発加速 「マグナス効果」と呼ばれる原理を使った新方式の風力発電装置の開発を進めるベンチャー企業のメカロ秋田が、その実用化開発を加速し始めた。(中略) この風力発電に使われているマグナス効果は、野球でピッチャーがカーブを投げる際にボールが曲がったり、ストレートを投げた際にボールが浮き上がったりする原理である。自転している球や円柱が向かい風を受けると、向かい風と自転方向が一致する側では風の流速が速くなって圧力が小さくなるが、その反対側では流速が遅くなって圧力が大きくなる。この結果、球や円柱は一致する側へ向いた力を受けて、その方向に進むことになる。 この原理を風力発電に利用するためには、通常の風車では羽に相当する部分に複数の円柱を放射状に取り付ける。この複数の円柱をモーターなどで同じ方向に回転させなが
秋田県の「メカロ秋田」というベンチャーが、「マグナス風車」という方式の風力発電装置を世界で初めて実用化したそうだ。 メカロ秋田がスクリューマグナス風車を製品化 メカロ秋田は07年4月から定格出力10kWの小型風車「Vortes(ボルティス)」の販売を始める。 で、マグナス風車ってなんだ?って話だが、こっちのページの方が説明がわかりやすい。 東北経済産業局 東北の元気な企業(メカロ秋田) プロペラの代わりに、ら旋状のフィンをつけた円柱を羽に使い、この円柱をモーターで回転させると、風が吹いたときに円柱回転軸の垂直方向に揚力が発生して風車が回るというしくみ。野球でピッチャーがカーブを投げるのと同じ理屈である。モーターで消費される電力を差し引いた分が、電力として得られる。「Vortes」は太陽光発電よりコストパフォーマンスが高いという。 特徴としては、第一に「プロペラ式風車より強風に対する
一昨日の産経新聞に下記のような記事があった。 新日石とコスモが燃料電池で提携 両社は家庭用燃料電池で業務提携し、新日石はコスモに対して液化石油ガス(LPG)や灯油を燃料とする燃料電池システムをOEM供給すると。石油卸業界も生き残りのために必死なんだろうけど、家庭用の石油系燃料電池ってどうかなー(笑)。「何が何でも水素で」という呪縛に囚われている気がする。 ガス会社が天然ガスを燃料とする家庭用燃料電池「ライフエル」を実用化させているが、これは天然ガスではなく石油を燃料に使うシステムである。この2社ではなくて、出光興産のサイトになぜ石油系燃料電池かというページがあり、「環境性(省エネ性)」という項から数字を抜粋してみる。 --------------------------------------------------- 住宅へ電気と熱を供給する場合の比較 *燃料電池(コージェネレーション)
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Stanley Reed (BusinessWeek誌、ロンドン支局長) 米国時間2007年7月20日更新 「Oil: OPEC in Charge, $90 on the Way?」 この数カ月、原油市場は激しく動いた。2007年初めに1バレル60ドルを割り込んだ原油相場はその後大きく戻し、米国産標準油種(WTI=ウエスト・テキサス・インターミディエート)は現在1バレル76ドル前後。昨年8月以来の最高値で取引されている。 さらに驚くべきは、比較的重質で低品質の原油を対象にしたOPEC(石油輸出国機構)バスケット価格が7月19日に、1バレル73.23ドルという史上最高値をつけたことだ。OPECバスケットは通常、北海ブレントやWTIといった欧米
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BMWの水素自動車の燃費計算で、いろいろ調べているときに、ちょっと面白いサイトをみつけた。微生物管理機構という任意団体か何かのサイトに、廃棄物からの水素製造−細菌発酵で作る水素の原価−というページがあった。 水素の製造法としては、「水の電気分解」や「石油や天然ガスなどの化石燃料の改質」、「エタノールなどの有機物の改質」などがあるわけだが、それ以外にも「微生物を使った製造法」があると。一つは光合成細菌を使って二酸化炭素と水から光合成で有機物を作って水素を生成する方法(明反応)。もう一つは水素生成菌を使って糖質(有機物)から直接水素を生成する方法(暗反応)があるという。 前者の場合は、藻類を光に当てて水素を作るわけだが(太陽電池みたいな感じ?)、反応速度が非常に遅いため(暗反応の1000分の1)、家一軒分の電力をまかなえるだけの水素を生成するには約200坪という広大な土地が必要になり、現実的で
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