そろそろ書いてもよさそうなので。。。積み上がった公式の数字が出るのはもう少し先になりそうだが、1-3月期の製造業の生産状態は底を打ったという感触が強くなっている。以前にも少し触れたが、やはり輸出がかなりの部分を牽引しており、必然的に完成品自体の輸出はまだ鈍い(それでも直近では内需がある程度牽引しているのでやはり底を打ったという感触)生産財の中でもすべてが好調というわけではない。機械などは設備需要の低迷で、直近でもまだ底を打ったと言う感触には程遠い。素材関係は、回復の兆しもあるがやはり低調である。そもそも、輸出先のアジア諸国での過剰投資がネックになっているようだ。造船や、プラントについては生産は大きな影響はないが、新規受注には苦戦しているようだV字回復の状態にあるのは、電子部品などで、2月から受注が急増しフル生産体制に戻ったところがある。要因としては、在庫調整が進んだこと(これは以前書いたと
世間の注目がクライスラーやGMに集まる中、影の薄い存在となっていたフォードがこの5月、久しぶりに(いい意味で)スポットライトを浴びた。5月1日に発表された4月の米国新車販売実績でトヨタ自動車を抜き、ほぼ1年ぶりに2位の座に返り咲いたのだ。実は2009年に入りシェアを伸ばしているのは、フォードだけ。同社の躍進は果たして本物なのか、検証した。(ジャーナリスト 桃田健史) このところ北米自動車市場について世界各国では、クライスラーの連邦破産法第11条の適用申請(4月30日発表)、GM再建計画(4月27日発表)ばかりが報道されている。 そうしたなか、5月1日、各メーカーの2009年4月のアメリカ国内販売実績が発表された。そこで目立ったのは、なんとフォードの躍進だった。トヨタの12万6540台を上回る12万9476台を販売し、約1年ぶりに2位の座に返り咲いたのだ。 ちなみに、メーカー別のマーケ
大陸欧州の指導者たちは長年、米国人と英国人、さらには本誌(英エコノミスト)からも、大陸欧州の経済は硬直化しており、規制が過剰で、国家統制が行き過ぎており、真のアングロサクソン流の繁栄を遂げるには自由市場改革が必要だと言われ続けてきた。 しかし、世界同時不況は彼らに三重の意味で満足感をもたらした。規制緩和のリスクが露呈し、国家の役割の重要性が増し、そして(これが一番大きいのだが)アングロサクソンの優位性が崩れたのである。 4月にロンドンで開かれたG20サミットで、フランスのニコラ・サルコジ大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相は肩を並べ、今回の不況の原因を作ったのは自分たちではないと、あからさまに主張した。 メルケル首相も決してウォール街に好感を抱いたことはなかった。だが、反ウォール街のレトリックで主導権を握ったのは、サルコジ大統領の方だった。 かつてパリをロンドンのようにしたいと考
米国のEV(電気自動車)メーカーであるベンチャー企業テスラ・モーターズ(Tesla Motors)のEVは、1台につき「18650」規格のリチウムイオン電池のセルを約6800個(「Roadster」)~約8000個(セダン「モデルS」)搭載している。 このセルは、ノートパソコンに使われている標準規格のもので、ノートパソコン用では6~8個のセルが使われていることと比べると、1台当たり約1000倍の需要量となる。 EVの将来市場に関しては様々な見通しがなされている。その中間的な水準を取って、仮に2010年代後半に世界で100万台規模の市場規模となると想定すると、ノートパソコン10億台分のリチウムイオン電池セルが需要されることとなる。 ノートPC用のセルは1億5000万台、自動車用は10億台 携帯電話と並んで現在のリチウムイオン電池の最大の用途であるノートPCの世界出荷台数は約1億5000万台な
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