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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/mujinatw (8)

  • 中国と「市場」に過大な期待を抱くCIAの手先の限界? 映画「ダライ・ラマへの10の質問」 - むじな@金沢よろず批評ブログ

    台風が近づいて時々大雨が降る18日、光点台北で米国のドキュメンタリー映画「達喇蟆十問(10 Questions for the Dalai Lama、ダライ・ラマへの10の質問)」を見た。私はチベット独立を支持するが、正直いって(だからこそというべきか)それほどダライラマ14世は好きではない。ただチベット問題についてアウトラインを描いているだろうと思ってみた。映画としての出来はよい。ただ、制作人がしょせんは米国人という点で、思想的・内容的には薄っぺらいものだったし、それからダライ・ラマ14世の中国と「市場」というものに対する甘すぎる幻想というか期待を見せ付けられて、14世に対する私の評価をますます下げた。 もちろん、だからといってダライラマのいっていることのすべてが同意できないわけではなかった。中共が何かという暴力を使うのは、「むしろ彼らの弱さの証明なのです」という点は同意できるし、監督

    中国と「市場」に過大な期待を抱くCIAの手先の限界? 映画「ダライ・ラマへの10の質問」 - むじな@金沢よろず批評ブログ
    fujikumo
    fujikumo 2008/07/18
    興味深い。むじなさんのダライラマ14世評価。後段のガンジーとチャンドラ・ボースの比較も。
  • 国民党大会で馬英九・蕭萬長コンビを正式決定 - むじな@金沢よろず批評ブログ

    国民党の第17次全国代表大会第2次会議(党大会)が24日午前9時から午後5時まで桃園市のドーム球場で開かれ、馬英九、蕭萬長をそれぞれ正副総統候補に正式決定した。私も念のため見学することにした。 ◆前日に急遽決まった副総統候補人選 副総統候補の人選は、馬英九の指導力不足もあって難航し、これまでに9人の名前が挙がったが、党大会前日の23日になって急遽、9人目の蕭萬長に決まった。蕭萬長は財政経済専門のテクノクラートで、李登輝時代末期には行政院長に抜擢、2000年総統選挙では国民党副総統候補になった。李登輝系土派として知られ、国民党下野以後は民進党政権に接近し経済顧問になったり、李登輝のシンクタンク群策会の設立にも参加したりした。しかし2004年に陳水扁が再選されると、民進党政権とは疎遠になり、2005年ごろから「両岸経済交流強化」を盛んに唱え、民進党政権に批判的になった。23日の出馬宣言でも、

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  • 「水の公共性」を理解するシリア人と理解しない中国人 - むじな@台湾よろず批評ブログ

    農文協から出ている「世界の文化」シリーズの第10巻「アラブ」編を読んでいたら、面白い記述が見つかった(p.71-72)。ダマスカスの人の話で「幼少のころ、ダマスカス市内よりも上流部に当たる給水泉で、手ですくって水を飲もうとしたところ、母親にこっぴどく怒られた、という。手を使うと下流の人の飲み水を汚すことになるから器を使いなさい、と言われたのいだそうだ」。 れを「歴史的シリア」の項目の筆者黒木英充氏は「水の公共性」と呼んでいるが、確かにシリア人は良い人が多い。もちろん、これはシリアに限らず、乾燥地帯が多い中東では、「水の公共性」の意識は高いのは事実だ。 水の公共性に限らず、アラブ人は一般的にきわめてモラルが高く礼儀正しい。もちろん一部にはぼったくりもあるが、第三世界としてはまだまだ大人しいほうだ。 ところで、ふと東アジアの状況を考えると、われわれの隣にある巨大な中国には「水の公共性」

  • 「SAPIO」インタビューでますます親中の色彩を鮮明にした李登輝 - むじな@金沢よろず批評ブログ

    2月14日発売の日の右派系半月刊誌「SAPIO」(同28日号)が、右派系歴史作家井沢元彦氏による李登輝・前総統との「特別対談」をp6-10まで5ページにわたって掲載した。「前編」と銘打っていることから、次号にも続くらしい。 当日には入手していたものの、その後所用で論評が遅れたが、この対談で李登輝氏は、これまで台湾の香港系大衆週刊誌「壱週刊」、中国テレビ「TVBS」、日「産経新聞」2月12日付け7面長谷川特派員などで垣間見られた「中国擁護、陳水扁への憎悪」姿勢が、実に詳らかに、白日のものに曝された。その意味では私がすでにブログで指摘してきたことが、李登輝(もはや呼び捨てにする)の口で証明されたことになる。また、台湾に明るくないはずの井沢氏がここまで引き出した手腕には(思想的立場は違うとはいえ)敬意を表したい。 ◆反日親中化した李登輝 ただ、李登輝「信者」はそれでもまだ目覚めないで、「李

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  • 李登輝「変節」の原因 - むじな@金沢よろず批評ブログ

    ところで、どうして李登輝はこうした「変節」をしたのか? ◆国民党を温存させた李登輝 李登輝が陳水扁や民進党をこれほど憎むのは、民進党政権が気になって国民党の党国利権構造にメスを入れ始めたからであろう。 李登輝には、国民党の利権構造を「土化」するとき、外省人から省人政治屋の手に掌握し、自らが利権構造のトップに立とうという腹があったのだろう。だからこそ黒金を発達させ、国民党を温存延命させたのである。金に目がくらんだということだ。 そんな意地汚い心がなければ、1996年に54%を獲得して初代民選総統になった時点で、ゴルバチョフよろしく、とっとと国民党の解体に手をつけていたはずである。 李登輝はそれをしなかった。国民党を土化させることで、国民党が持っている利権構造をそのまま独り占めにしようとした。 だから、陳水扁政権が2002年に農会信用部に手をつけようとしたときに、李登輝と台連は猛反発し

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    fujikumo
    fujikumo 2007/02/04
    <常に仲間を裏切り、政界を遊泳し、自分が世の中を動かすという自己陶酔に酔いしれてきた李登輝としては、当たり前の変節と裏切りでしかないのだ。>
  • 韓国が対北朝鮮宥和政策を続ける理由 - むじな@金沢よろず批評ブログ

    では、北朝鮮バッシングが勢いあまって、韓国北朝鮮に宥和的だったりする現状を見ると、坊主にくけりゃ袈裟まで式に韓国をもたたく傾向がある。なぜか朝日新聞とか「左系」とされるメディアや論者ですら、最近の日北朝鮮バッシングに便乗してか、北朝鮮核実験実施の後にはソウル発報道でノムヒョンの包容(太陽)政策を「失敗」だとする記事や論調が目立った。朝日でもこれだから、右系メディアや論者にいたっては、完全に狂っているというか、「ノムヒョン政権は左翼親北、共産主義が好きで、北朝鮮に取り込まれている」「韓国北朝鮮に併合されるのも時間の問題だ」「民主労働党のような明らかな親北左翼政党が影響力を拡大している」「ハンナラ党になればマシになる」などと書きたてている。 しかし、それは彼我の条件や環境の違いや戦略的利益を考えない、単なる感情論というものだ。 では当に韓国のノムヒョン政権が左翼親北で、韓国の改革

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  • 直轄市選挙で国民党は事実上の敗北、民進党は復調 - むじな@金沢よろず批評ブログ

    ◆国民党は事実上敗北、大中国派は衰退 9日投開票が実施された台北・高雄両市の市長と議員選挙で、ほぼ事前の予想とおりの得票率で、台北市長は国民党公認のカク(赤におおざと)龍斌、高雄市長には民進党公認の陳菊がそれぞれ当選した。台北市長は党公認候補謝長廷氏は惜しくも敗れたものの、得票率では40.9%獲得、前回2002年の35.9%から伸ばすなど、民進党の基盤が弱い台北市の選挙としては善戦した。 この半年以上、国民党とそれに追随する主流のマスコミによるバッシングキャンペーンによって民進党が低迷状態にあったことを考えれば、この結果は事実上民進党の勝利といえる。「敵失」によって有利だと見られていた国民党は、馬英九が前日にも高雄市に乗り込んで盛り上げを図ったにもかかわらず、僅差とはいえ高雄市長をもぎ取ることができず、しかもお膝元の台北市長でもやっと過半数を上回る低調ぶり。馬英九の能力の低さを改めて見せ

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  • 国連の無力ぶり、「国防力=軍事力」に非ず - むじな@金沢よろず批評ブログ

    それにしても、今回のカーナー虐殺にみられるイスラエルによるレバノン侵略破壊で、国連の無力さと無意味さをまざまざと見せ付けられた。 レバノンのベイルートでも、カーナー虐殺に抗議して国連関連ビル前で開かれた集会が暴徒化したが、それも当然であろう。 国際政治舞台でとかく疎外されがちな台湾は国連加盟を求めているが、こんな国連に加盟して何か意味があるのだろうか? そもそも今回の戦争は、「国家」間紛争ではなくて、イスラエルに対して、民兵組織に過ぎないヒズボッラーが戦っている。さらにもともとは主権国家としてまだ認められていないパレスチナ自治政府に対するイスラエルの攻撃に端を発している。 国連が無力なのは、「主権国家」性にこだわり、中国のような覇権国家が常任理事国となって台湾を排除している、その「国家」原理にあるのではないか? そういう点では、国連に代わる新たな国際組織・安保組織の設立を考えるべきときかも

    国連の無力ぶり、「国防力=軍事力」に非ず - むじな@金沢よろず批評ブログ
    fujikumo
    fujikumo 2006/08/01
    <軍隊や兵器だけでは実は「国」は守れない。チベットには軍隊がなかったから中国に侵略されたのではない。軍隊があろうがなかろうが、国際的に多くの利害関係を持たず、孤立していれば…邪な大国によって侵略される>
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