ベトナム中央銀行は25日、政策金利を1ポイント引き上げ8%にするとともに、通貨ドンの許容変動率を5%から3%に縮小することを明らかにした。利上げは今年1月以来。利上げは12月1日付、変動率縮小は11月26日付で実施する。インフレ加速の兆候が利上げを促した要因。25日発表の11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.35%上昇と、5月以来の大幅な伸びだった。
ベトナム中央銀行は25日、政策金利を1ポイント引き上げ8%にするとともに、通貨ドンの許容変動率を5%から3%に縮小することを明らかにした。利上げは今年1月以来。利上げは12月1日付、変動率縮小は11月26日付で実施する。インフレ加速の兆候が利上げを促した要因。25日発表の11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.35%上昇と、5月以来の大幅な伸びだった。
バラク・オバマ大統領率いる米政権が中国の為替政策に対する懸念を和らげている――米財務省は議会に近く提出する報告書で、中国を「為替操作国」として認定しないと見られている――のだとすれば、アジア諸国でも同じことが言える。 中国政府が事実上、再び人民元をドルにペッグ(固定)したために、元相場はここ数カ月間で近隣諸国の通貨に対して大幅に下落し、縮小する輸出市場で中国企業を有利な立場に立たせている。 だが今のところ、アジア諸国では驚くほど、元安に対する懸念が聞かれない。 アジアが最も注目しているのは元ではなく、依然としてドルだ。ドル安は自国の対米貿易の展望を直接脅かすと考えているからだ。さらに、元が過小評価されていることについてアジアで気を揉む動きがあったにせよ、中国経済の回復とそれが醸成する信頼感というプラスの影響によって、元安懸念は和らげられている。 人民元安のマイナスよりも、中国経済回
Asian banks intervene to prop up weak dollar (アジア諸国の中央銀行、ドル支援介入) By Angela Monaghan Telegraph:08 Oct 2009Asian central banks moved to prop up the dollar yesterday as they sought to limit the damage that the currency's weakness could cause to their export industries. 昨日、ドル安が輸出産業にもたらすダメージを限定しようとする中、アジア諸国の中央銀行はドル支援に動いた。 Traders said central banks in Hong Kong, Taiwan, South Korea, the Philippines and
(英エコノミスト誌 2009年10月3日号) 世界で一番元気のいい国々の通貨が最も過小評価されている。 世界の経済大国の指導者たちは先月ピッツバーグで開かれたG20首脳会議で、金融危機を悪化させたような世界経済の不均衡の防止に取り組むことで合意した。だが、言うだけなら簡単だ。主要国の有力者たちが為替レートについて議論しなかったことを考えると、なおのことである。 今日の世界経済における最大の矛盾の1つは、アジアの新興経済が他のどの地域よりも急速な回復を示してきた(こうした国々と先進諸国の平均成長率の差は今年、過去最高に達する可能性が高い)にもかかわらず、多くのアジア新興国の通貨が実質実効為替レートで見て、2008年から下落してきたことだ。 過小評価されているアジアの通貨 様々な基準で見ても――本誌(英エコノミスト)のビッグマック指数からより洗練された基準まで――、アジア諸国の通貨は
タイ中央銀行は中国と通貨スワップ協定の締結を検討し始めた。同行総裁のタリサ・ワタナガセ氏が、明らかにした。タイの外貨準備や輸出入業者の通貨リスクを分散するのが、その狙いだという。 タリサ総裁は、結論を出す時期については明言を避けている。一方で、仮に協定が成立すれば、中国との取引決済の一部を、人民元あるいはタイ・バーツで行えるようになり、両国はドルへの依存度を軽減できると、説明している。 タリサ総裁によると、タイ中銀は中国と適切な通貨スワップ協定を結ぶため現在、信用供与の枠や、中国との貿易規模を分析している。一般に貿易決済に通貨を複数使うことはメリットがあり、それは対中貿易でも同じだ。 ただし、タイの輸出入業者は、決済に依然としてドルを使っている。彼らが決済通貨の種類を広げれば、通貨リスクを減らせると理解するには、しばらく時間がかかる可能性もある。そうした状況からタリサ総裁は、協定締結は民間
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年08月28日 (木)アジアを読む 「減速するベトナム経済」 減速するベトナム経済 (小林) Q1 ここ数年、ベトナム経済の発展は目覚ましいものがあるようですね。 (嶋津さん) A1 ベトナムと言うと、以前は東南アジア諸国の中でも、カンボジア、ラオス、ミャンマーとともに、経済発展が遅れたグループのひとつとして数えられていたが、その遅れたグループの中から完全に抜け出しました。 【V:経済発展ベトナム】 この10年間ベトナムの平均の経済成長率は年7.5%。最近ではアジアの中でも中国、インドに次ぐ高い成長を誇っていました。90年代までは本当に貧しい国でしたが、この10年間で、ほぼ100%に近い子供が小学校に通うようになりましたし、90%以上の家庭に電気が来るようになった。 (小林) Q2 順調だったベトナム経済が、最近に壁に直面してい
この1カ月ほどの間ベトナムで起こっていることは、ベトナムを多少知るものにとっては目を疑うばかりだ。 目立つのは株価だ。ホーチミン市場上場151社で構成されるVN指数は年初から57%下げている。昨年3月の高値からはちょうど3分の1。もちろん、世界で最悪のパフォーマンスだ。 政府が手をこまぬいていたわけではない。3月25日にはグエン首相が市場対策を指示し、株価の変動幅を制限したのを皮切りに、国営ファンドによる買い支え、金融機関の株式関連貸付けの支援など、あの手この手の対策が展開された。 それらが、いったんは効果があるかに思えた。翌日からベトナムの代表的な株価指数であるVN指数は11日連続で上昇した。といっても値幅制限があるのでこの間に同指数は496ポイントから539ポイントに9%上昇しただけだが、ともかく下げ止まった。 しかし、問題はそこからだ。5月のメーデー休日が明けた5月5日から6月4日ま
香港ではもはや恒例の風景が、見られなくなるかもしれない。 日曜日ともなれば、メイドなど出稼ぎに来ているフィリピン人女性たちが日がな一日、路上で会話に明け暮れている。本国に少しでも多くの額を送金しようと、倹約するため食事もレストランに行かず路上で食べている人も多い。 しかし、香港ドルの低迷で、そうしたけなげな努力も徒労に終わりかねない。もはや彼女たちは、香港以外の地域に出稼ぎの場所を求め始めるかもしれない。 1年で15%近い下落 香港ドルの対フィリピン・ペソのレートはこの1年で、6.4ペソから5.4ペソにおよそ15%近く下落した。若いフィリピン人労働者は基準賃金の3480香港ドル(約5万円)の月給から、母国に仕送りしている中で、15%の値下がりはきつい。こうした状況に改善が見られなければ、ほかの通貨の強い国に働き場所を移そうと考えても不思議ではない。 2月13日の香港サウスチャイナ・モーニン
Dollar's double blow from Vietnam and Qatar (ドル、ベトナムとカタールから往復ビンタ) By Ambrose Evans-Pritchard Telegraph:03/10/2007Vietnam is planning to cut its purchases of US Treasuries and other dollar bonds, raising fears that Asian central banks with control over two thirds of the world's foreign reserves may soon join the flight from US assets. ベトナムがアメリカの長期国債やその他のドル建債権の購入削減を計画しており、世界の外貨準備高の2/3を支配するアジア各国の中央銀行
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