日産自動車は2010年3月12日、世界戦略車である新型「マーチ」の生産をタイで開始したと発表した。タイに続いて今後、インドや中国、メキシコでも生産する。
「第18回 ディスプレイサーチフォーラム」(1月27~28日,東京・品川)は,LEDについての講演と共に(Tech-On!関連記事1,同関連記事2),液晶産業の中国生産シフトについて言及する講演が相次いだ。液晶テレビや液晶パネル部材の中国生産シフトが加速しており,さらに話題先行の感があった“液晶パネルの中国生産”も「うわさ話から現実味を帯び始めた」(ディスプレイサーチ 製造設備担当サブディレクターの秋山尊謙氏)。 液晶テレビ・セットの生産は「近い将来,過半数が中国生産になる可能性が高い」と,ディスプレイサーチ 上級副社長シニアアナリストの田村喜男氏は予測する。液晶テレビ・セットの生産が中国に集中すると見る理由の一つとして,同氏は「金型費用の安さ」を挙げた。一般にセットの生産では金型費用が大きな負担となるが,中国の金型費用は日本の1/2~1/3で済むという。以前CRTテレビ・セットの生産が中
ベアリング大手の日本精工が風力発電事業を拡大している。同社は風力発電単体の売上高を公表していないが、2009年3月期はおよそ200億円。毎年2ケタの割合で伸びている。 同社が製造しているのは、羽根の回転力を電力変換するための増速機向けベアリングだ。増速機は風力発電機のコスト全体の60%を占めると言われる。 直径2メートル、耐用年数は20年 そのベアリングは、大きいものだと直径が2メートルほどある。しかも、20年間の耐久性が求められることから、技術的なハードルは高い。スウェーデンSKFと独シェフラー、日本精工が市場を3分している。 同社の産業機械事業本部長である建部幸夫専務は「世界トップクラスの風力発電機メーカーのほとんどにベアリングを納めている」と胸を張る。ゴールドウィングなどの中国メーカーにも納入しているという。 ただ、ベアリング3社の中では日本精工が最後発だった。欧州中心に風力発電市場
>>シリーズの概要はこちら クルマの操作部分から機械的な伝達機構を無くし、すべて電気信号による伝達に置き換えようとする「バイ・ワイヤー(By-Wire)」はクルマのあり方を根本的に変える技術だ。 ステアリングからコラムシャフトが無くなり、ブレーキからは油圧機構やパーキングブレーキ用のケーブルが姿を消す。操作部分とアクチュエーターを電気的に接続すれば済むので、機械的な部品を省け、クルマの設計やデザインの自由度は大幅に高まる。また、ステアリングやブレーキ、アクセルなどは完全に電子制御化されるので、これまでの個別制御から統合制御化への流れが加速し、安全性や快適性の向上が期待できる。 世界で最もバイ・ワイヤーに積極的な部品メーカーの一つがスウェーデンSKF社だ。GM社の燃料電池車「Hy-wire」や、イタリアBertone社のコンセプトカー「Novanta」などにバイ・ワイヤー技術を提供してきた(
PMA09も終了し、日本のカメラメーカーは3月末のフォトイメージングエキスポ(PIE)2009の準備に忙しい。PMAとPIEは例年、開催日が近いため、新しい製品や戦略を打ち出す情報発信の場として、どちらを重視するかは各メーカーが異なる判断を下してきた。たとえばソニーはワールドワイドに向けて情報発信を行なう意味から、PIEよりもPMAに力を入れる姿勢を示している。 しかしニコンやキヤノンは、どうやらPIE重視の製品発表を予定しているようだ。CIPA(カメラ映像機器工業会)はカメラメーカーが多く集まる日本から世界に向け、写真関連のニュースを発信し、商談の場としても発展させていきたいという意図があって、PIEの国際化に向けて力を注いでいる。CIPA運営の中心メンバーである両社がPIEを重視する背景には、国際展示会として成長させるための目玉をPMAではなくPIEに集中させようとしているためのようだ
農業機械大手のクボタの株価が今年に入って冴えない。1月5日は654円をつけたものの、1月26日には28%安い473円にまで下げた。その後は500円前後で推移している。 ところが、昨年初からの値動きを見ると様子が異なる。日経平均株価がその間に約46%も下落したのに対して、クボタの株価は26%しか落ちていない。2月6日の終値時点の前期実績に対するPER(株価収益率)は9.6倍で、東京証券取引所第1部全体の10.38倍と比べても割安な水準にある。 景気減速でも傷が浅い 世界経済が減速する中で、クボタの業績は比較的落ち込みが少ない。2009年3月期の連結業績見通しは、売上高が前期比4.7%減の1兆1000億円、営業利益は同23.3%減の1050億円。純利益は26.5%減の500億円となる見通しだ。減収減益となるが、自動車や建設機械、工作機械などのメーカーの多くが軒並み赤字に転落するのと比べると、最
住友金属工業と住友商事は、クランクシャフト機械加工メーカーの米Norton Manufacturing Company社の買収を完了し、新会社SMI Crankshaft社として営業を開始したと発表した。これにより、住友金属はクランクシャフトの母材製造から鍛造、機械加工まで、一貫生産できる体制が整った。住友金属がクランクシャフトの機械加工を手掛けるのは初めて。
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