はやぶさ、あかり、かぐや――。神奈川県のJR淵野辺駅から宇宙探査機が描かれた看板をたどると、相模原市立博物館(相模原市、電話042・750・8030)に着く。宇宙探査の歴史や相模原の地形などが幅広く学べる施設だ。館内には、2003年に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」の原寸大模型が展示されている。振動や熱への耐性を確かめる地上試験に用いた構造を再現した。ほかにも、南米で発見された隕石(いん
気象測器歴史館(茨城県つくば市、電話029・851・4121)は明治以降に使われた約100点の気象観測用の機器を展示している。8月に気象庁気象測器検定試験センター内で開館した。明治時代に使われた「ロビンソン風速計」は直立軸につけた4個の半球が回転し、風速を測る。「カンベル・ストークス日照計」はガラス球で集めた太陽光で記録紙を焦がして日照時間を把握する。コンピューターなどに頼らない機械のカラクリ
船の科学館(東京都品川区 電話03・5500・1111)は生活における海や船の重要性を伝え続けてきた施設だ。日本初の南極観測船「宗谷」を現役の姿のまま保存し、船内を見学できる。宗谷が初めて南極に接岸したのは1957年。雪と氷で覆われた南極海でも発見しやすいよう、船体は鮮やかなオレンジ色に塗られている。近づいてよく見ると、船首がおののような形をしているのが分かる。氷を割って進むためだ。天井がや
我孫子市鳥の博物館(千葉県我孫子市 電話04・7185・2212)は全国でも珍しい鳥に特化した博物館だ。春から夏にかけては野鳥の繁殖シーズン。6月25日まで「鳥の子育て」がテーマの企画展を開いている。別の鳥の巣に卵を産み、子育てを託すカッコウ。メスがさえずり、オスが子育てをするタマシギ。親鳥やひな鳥の剥製、巣の実物などの標本を組み合わせたジオラマを展示し、繁殖の様子を分かりやすく伝える。博物
樹木におおわれた生田緑地にたたずむ、かわさき宙(そら)と緑の科学館(川崎市 電話044・922・4731)。「かつて公害のイメージが強かった川崎で、子どもたちに星空を満喫してほしいとの思いがあった」。開館当初の経緯を竹下研係長はこう説明する。人気のプラネタリウムでは「川崎発、宇宙行き。」をコンセプトに、毎月変わるプログラムを楽しめる。入り口で双眼鏡を手渡された。肉眼で見えない星を見るためで、実
安川電機みらい館(北九州市 電話093・645・7705)は、同社の創立100周年を記念して2015年に完成したロボット展示館だ。岡林千夫館長は「地域の産業観光の一翼を担い、子供たちの理科離れ防止に役立てたい」と話す。ロボットの最新技術を体験しながら楽しめるよう工夫した。一番の人気は「IQロボット」。6面立体パズルの各面の色をバラバラにして双腕ロボットに渡す。ロボットの頭脳には解法がプログラ
沼津港深海水族館(静岡県沼津市 電話055・954・0606)は、謎多き深海の生物に的を絞ったユニークな施設だ。石垣幸二館長は「日本一深い駿河湾を控え、誰もマネできない水族館を創りたかった」と話す。海に住む世界最大のダンゴムシであるダイオウグソクムシや、耳のように見えるひれを持つ人気者のメンダコなど約80種類の深海生物を展示している。古代ザメのラブカの卵の中で動く赤ちゃんを見ることもできる。ナ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)勝浦宇宙通信所(千葉県勝浦市 電話0470・77・1601)は、1968年にできた人工衛星の追跡管制施設。国内外にあるJAXAの通信施設の中でも、沖縄宇宙通信所と並ぶ歴史がある。役割は人工衛星からの電波を受信し、位置や姿勢、搭載機器が正常かどうか確認すること。また衛星に指令電波を送りコントロールする。太平洋を望む小高い山の上に直径10~20メートルのパラボラアン
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