東北大学大学院理学研究科地学専攻の吉崎昂(博士課程前期1年)、中村智樹教授、武藤潤准教授らは、カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)のChi Ma博士と共同で、隕石試料中に存在する太陽系最古の物質から新種の鉱物を発見しました。この鉱物は、隕石の研究で著名なカリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California、Los Angeles)のAlan E. Rubin博士にちなんでRubinite(ルービナイト)と命名され、国際鉱物学連合(International Mineralogical Association)により新鉱物と認定されました(図)。本成果により、太陽系誕生直後の固体物質の物質進化過程に新たな制約がもたらされることが期待されます。 今回発見された新鉱物は、2017年4月に出版されるイギリスの学