誰もが手軽にROSロボット/IoTシステムの開発に取り組める「RDBOX」とは:仮想環境を使ったクラウド時代の組み込み開発のススメ(5)(1/4 ページ) IoT/クラウドロボティクス時代のシステム開発を加速化する仮想環境の活用について解説する本連載。第5回は、“現実のインフラレイヤー”の構築と運用を含めて、自動化する「ツラさ」を乗り越えるための策として、筆者らが研究開発に取り組んでいるOSS「RDBOX」について紹介する。 シミュレーション環境は、現実の作業環境と密接である、ROSロボット/IoT(モノのインターネット)システムの開発に対して“柔軟性”を与えます。しかし、2つの環境の間には、検証結果に大小の影響を与える、さまざまなギャップがあります。そのため、実機を使った検証を完全に不要とするものではありません。テストの“目的”と“実行コスト”に応じて、各環境を使い分けることが望ましいで