アリア (伊: Aria、 独: Arie〈アーリエ〉、仏: Air〈エール〉、英: Air〈エア〉) は、叙情的、旋律的な特徴の強い独唱曲で、オペラ、オラトリオ、カンタータなどの中に含まれるものを指す。また広義に、そのような独唱曲を想起させる曲を指す。 オペラなどでは、特に独唱者にとって聞かせどころとなる曲である。オペラやオラトリオの構成では、アリアの前に語りの内容が重視されあまり旋律的でないレチタティーヴォを置くことが多い。 日本では詠唱と訳されることもある。 イタリア語の aria は、音楽の節・旋律を意味し、ほかに「空気」や「態度」の意味もある。歌曲だけでなく、バロック音楽の組曲の楽章の名にもアリアは使われ、旋律的・抒情的で、既存の舞曲のカテゴリに属さない曲をいう[1]。 アリアの小規模のものをアリエッタ(イタリア語: arietta)と呼ぶ。 英語のair(エア)や、フランス語の