朝日新聞2007年7月20日朝刊(東京版)生活面の連載「あなたの安心 子どもの性に向き合う 5」。電子版で記事をさがしあてることができなかったのでリンクなしです。すみません。 記事の主旨は10代女性の望まない妊娠を防ぐために医大3年生の女性が自分の経験談を交えながらピアカウンセラーとして中学生、高校生に語りかけているというもの。おおむね共感できるこの記事の、けれども、以下の部分だけはどうしても納得がいかないのです。 男女でセックスする場合、男の子は女の子を大切に、女の子は自分を大切にしてね。 で、男の子はどうなるのでしょう。男の子は誰からも(自分からも)大切にされる必要はないと?それとも男の子はすでに自分を大切にしているとでもいうのでしょうか。 あ、それとも男の子は女の子によって大切にされているということが自明の前提になっているのでしょうか。だとしたらそうではないということを何度でも繰り返
今までも原子力について反対だ、と述べてきた。そう考えている理由としては、 ・「本質的に」事故時のダメージがデカイ ・事故時以外にも多大な問題、とりわけ社会構造に密接に関連する問題を生じる そして、 ・すでに古臭い というのがある。 まず、本質的に事故時のダメージがデカイ、について。よく原発推進派と原発反対派での討論を見ると、「原発は危険だ」「いや、安全だ」の水掛け論に終始することになる。いや、実際、「水掛け論に終始」するなら本当は問題は少ないのだが、討論が水掛け論にも関わらず原発の建設はバンバン進んでいってしまう状態である。まあ、それはおいとくとして、自分の認識はこうだ。 「可能性のあることは、必ず起こる」 これはあらかじめ述べておくと、自分の認識に過ぎない。だが、結構当たっていると考えている。 もともと、自分は物理学を目指した事もあって原子力については賛成の立場だった*1。原子力は未来の
安倍首相は、自身の内閣での憲法改正ということを以前から言ってましたね。この夏の参院選では、年金が最も話題を呼んでいますが、国民投票法が強行採決によって成立したこともありますし、憲法についても念頭に置きながら投票先を考えています。 自衛隊を憲法の中に位置付け、集団的自衛権を行使できるようにする、という9条の改正がやはり一番大きな論点だというのは、賛成・反対問わず多くの人が同意されることと思います。日本にも諸外国と同じように軍隊を置いて国民の生命や財産を守るべきだ、国際的な紛争解決のために日本も武力による貢献をするべきだ、というのが賛成する人々の考えのようです。 9条の変更に賛成する人々は往々にして、反対派に向かって「理想も結構だが現実を考えるべきだ」というようなことを言います。しかし僕には、むしろ賛成派の人々の言うことのほうが抽象的で現実離れしているように思えます。軍事力を正当化し、集団的自
きのうのICPFセミナーのスピーカーは、三田誠広氏だった。もう少し率直な意見交換を期待していたのだが、自分で信じていないことを長々としゃべるので、議論も噛みあわなかった。そのちぐはぐな質疑応答の一部を紹介しておこう:問「これまで文芸家協会は、著作権の期限を死後50年から70年に延長する根拠として、著作権料が創作のインセンティブになると主張してきたが、今日のあなたの20年延ばしても大した金にはならないという発言は、それを撤回するものと解釈していいのか?」 三田「私は以前から、金銭的なインセンティブは本質的な問題ではないと言っている。作家にとって大事なのは、本として出版してもらえるというリスペクトだ。」 問「しかし出版してもらうことが重要なら、死後50年でパブリックドメインになったほうが出版のチャンスは増えるだろう。」 三田「しかしパブリックドメインになったら、版元がもうからない。」
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