【ソウル=城内康伸】韓国海軍哨戒艦の沈没原因をめぐり、調査団が攻撃に使われた魚雷と一致するとして公開した、北朝鮮製魚雷の設計図に片仮名が表記されていることが二十三日、分かった。文字が意味不明に羅列されているだけのように見えるが、北朝鮮が売却価格をつり上げるため、日本製部品が使われたように見せかけたのではないか、との見方も出ている。 韓国の軍民合同調査団は二十日、沈没海域で回収した魚雷の推進装置が、北朝鮮が作成した冊子に掲載されている魚雷「CHT−02D」の設計図と一致したと発表した。 公開された設計図の写真を見ると、片仮名が数カ所。長さを示すとみられる洋数字に続いて記されており、魚雷のシャフト(回転軸)近くに「1345(シュエエアィサィ)」、スクリュー近くに「270(ターアィーサィ)」と、表記されているのが確認された。