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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (5)

  • 竹熊君、“紙”はもう、ダメだよ…(後編): たけくまメモ

    これから紹介する話は、ごく最近、知人のA君と俺が交わした会話をまとめたものです。登場する人物名はすべてアルファベット表記(イニシャルとは限りません)ないしは記号表記にし、意図的にぼかしている記述がありますが、話の大意はこの通りで、特に金額の数字についてはA君の発言のままにしてあります。 A君は俺と同世代ですが、学生時代にライターデビューし、現在は小さい編集プロダクションの営業と経営に徹しています。社員は社長であるA君と、奥さんのみ。しかし、最近まで常時3~40人のライター・エディター・デザイナー(すべてフリー)を抱えていて、A君が営業をかけて出版社からもらってきたムックや単行仕事を、その都度自分の抱えるフリーから4~5人選んでチームを組んで、丸々一冊を1~3ヶ月かけて編集・制作していました。こうした請負仕事(その中にはA君の企画もあります)を彼の会社では常時、8~10冊は抱えていたので

    fuldagap
    fuldagap 2009/09/01
    80万で受ける会社あるんだというのは驚きだけど、ここで示されているのは「紙」じゃくなて、出版社が外注を使ってムックや雑誌別冊を大量に出すビジネスモデルがダメになってきたってことなんじゃないかなあ
  • たけくまメモ : マンガ界崩壊を止めるためには(2)

    ●すでにモラルや精神論で解決する問題ではない 少し更新が開いた間に、当方のエントリに対していくつかのブログから反響があったようです。その中で、現状認識において俺の考えに近いと思ったのが、agehaメモさんの「雑駁に言うとハリウッドは、東海岸の興行主から逃れた映画人達が形成した」というエントリでした。 http://d.hatena.ne.jp/ageha0/20080610/p1 ↑agehaメモ「雑駁に言うとハリウッドは、東海岸の興行主から逃れた映画人達が形成した」 プロフィールがなかったのでどんな方かはわからないんですが、解決策の一例としてあげられた「フリーマガジン」の案を除いては、俺の考えとほぼ同じです。以下、俺が「そう、そうなんだよ!」と思った箇所を同エントリから引用します。 《 問題の根っこは、共にサクヒンを作り上げるべき「編集者」が「出版社のサラリーマン」である事、であるように

    fuldagap
    fuldagap 2008/06/13
    たぶん議論が細部に移ると、漫画家と編集者の問題と、漫画雑誌の問題と、漫画週刊誌の問題の切り分けが必要になりそう
  • たけくまメモ : マンガ界崩壊を止めるためには(1)

    マンガ家・雷句誠氏が6日に小学館を提訴してから3日が経過しました。その間、この問題はネット中を駆け回り、今さら何かを書こうにもすっかり出遅れた感じになってしまいました。もちろん俺も何か書こうとは思っていたのですが、この件に関しては、現時点では雷句氏側の見解(訴状と陳述書)しか公になっていないので、なんとも言えなかったというのが正直なところです。 http://88552772.at.webry.info/200806/article_2.html ↑雷句誠の今日このごろ。「(株)小学館を提訴」 新聞報道を読んでも、雷句誠氏が小学館に原稿を紛失されて損害賠償を提訴したという事実関係以外は、まだ何も書かれていません。小学館としては「訴状が届いていないのでコメントできない」の一点張りで、問題が公になったのは金曜日でしたから、訴状が届かないのは仕方がないです。それで、明けて月曜夕方になるまで様子を

    fuldagap
    fuldagap 2008/06/09
    質がぜんぜん違うので、単純比較はできないけど、ライターでページ1万5千円てのは普通かな。固い雑誌だと原稿用紙換算で1万円前後とか、大家だと当然もっと高くて、趣味誌だと1000円/枚でもみんな書いてくれて、とか
  • ティファニーで朝食を: たけくまメモ

    このあいだふと魔がさして『ティファニーで朝を』を買って見てしまいました。小説のほうではなくて、オードリー・ヘプバーン主演の映画のほう。じつは俺、これまで一度も見たことなかったんですよ。 子供の頃からタイトルと主題曲は知ってたんですが、ティファニーってずっと大衆堂だと思いこんでました。「ヘイ、グモーニン、ジム!」と呼びかける薄らハゲの気さくな店長がいて、スクランブルエッグが名物だったりするような。いやまあ、大きくなってからニューヨークの有名な宝石屋だってことを知ったんですが、なんで宝石屋がスクランブルエッグ出すのか、長らく疑問でした。 で、見たら堂でもなんでもないことが納得できたんですが、ヘプバーンがメンヘラの売春婦役で、しかもコメディ映画だとは不覚にも知りませんでした。 だってヘプバーンでしょう。ジバンシーの黒のワンピース着ているオシャレな感じしかなくて。その後ネットで調べたら、原作

    fuldagap
    fuldagap 2007/08/09
    「俺が見たDVDにはメイキングでスタッフ・インタビューが入っていて、監督が堂々と「ミッキー・ルーニーに日本人やらせたのは失敗だった」と認めていたので、その潔さに感心しました」ええ話や
  • たけくまメモ : 【著作権】とんでもない法案が審議されている

    先週あたりから一部で話題になり始めているので、すでにご存知の人もいるかもしれませんが、著作権法の改定を視野に入れたとんでもない法案が日国政府関係者によって審議されていますので、ご存知ない方のためにこの場で報告したいと思います。 「とんでもない審議」というのは、もちろん俺自身が「とんでもない」と思っているわけですが、もしこの審議に基づく著作権法改定がなされた場合、俺だけではなく、およそ表現行為をするもの全員にとって、プロアマ問わず等しく重大かつ深刻な影響を与えることになるのではないかと思われます。 今の動きをかいつまんで書くなら、「著作権法の非親告罪化」に向けた準備が政府機関によって進行しているいうことです。これまでも現在も、著作権侵害というものは「侵害されたと思う側」が民事裁判に提訴するなり、あるいは刑事告訴をしない限り逮捕することも裁判を起こすこともできない「親告罪」とされているわけで

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