ドイツにある小さな出版社「シュタイデル社」のクライアントは各界の著名人ばかりです。ノーベル賞受賞作家のギュンター・グラス、アメリカを代表する写真家のロバート・フランク、シャネルのカリスマデザイナー、カール・ラガーフェルドなど。 なぜ彼らはシュタイデル社に本の製作を依頼するのでしょうか。その答えが9月21日から公開されるドキュメンタリー映画『世界一美しい本を作る男 -シュタイデルとの旅-』で描かれています。 イントロダクション 小さな出版社の経営者ゲルハルト・シュタイデルは60歳を越える高齢にもかかわらず、「会って打ち合わせをするほうが仕事が早い」と世界中のアーティスト達のアトリエに自ら足を運びます。ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、カタール…。高額な保険がかかったヴィンテージ・プリントを携えて各地で装丁のデザインを提案したり、印刷の打ち合わせをするのが彼の日常です。 参照:『世界一美しい本