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ブックマーク / logmi.jp (8)

  • 「いじめを生みやすいのはルールある共同体」脳科学×仏教から見た“歪んだ正義感”が生まれる構造

    ルールがある共同体ほどいじめを生みやすい 中野信子氏(以下、中野):ルールがある夫婦ほど離婚しやすいというデータからもう1つ推論できそうなことは、ルールがある共同体ほどいじめを生みやすいということです。 これは日の心理学者が研究していますが、規範意識が高いクラスの方がいじめが多いというんですね。私が所属するならできるだけ緩い組織がいいです(笑)。 悪者、悪たれがいじめをするというより、一見いいやつとか、みんなのリーダーになるような人が、歪んだ正義をもって誰かを標的にするという構造になっているわけですよね。 「みんなのルールに従わないからちょっとみんなで懲らしめた方がいいんじゃない?」といった感じで始まることもあるかもしれません。大人の社会でもそういうことがありますね。 週刊誌などのメディアでも時々そういう人を標的にした記事が好評を博して、その人物が大きな話題になることがあります。これは日

    「いじめを生みやすいのはルールある共同体」脳科学×仏教から見た“歪んだ正義感”が生まれる構造
  • 「サボるんじゃないか?」程度の議論は無意味 ヤフー人事が考える、働き方改革で目指すべきゴール

    会社のルールを増やさない 麻野耕司氏(以下、麻野):エッジの立った人事施策をやって、それを組織としての色、いわゆるカルチャーにして、それを事業の強みにも活かしていくときに、経営者の「これはいる。これはいらない」というポリシーというか、背骨が通ってないと、なかなかみんな捨てられない。 たぶん一般的な会社だと、「いや、その社員の評価が間違っていたらどうなるの?」とか、いろいろ捨てられなくて、なかなかできないと思いますけど。柳澤さんの中にある、「こういうことは捨てられるけど、こういうことは捨てたくない」みたいな、考えるときのポリシーってあるんですか? 柳澤大輔氏(以下、柳澤):その観点では人事が比較的クリエーターなので、毎週「こういうことをやりたい」という施策や提案が上がってきます。その中で1つだけ明確なのは、ルールが増えるようなことはやりたくないということです。 社員数が増えてくると、どうして

    「サボるんじゃないか?」程度の議論は無意味 ヤフー人事が考える、働き方改革で目指すべきゴール
  • 「人間はどんな悪者にもなれる」脳科学者・中野信子が説く、“わかりやすさ”だけで判断する恐ろしさ

    役割さえ与えられれば、人間はどんな悪者にもなれる 中野信子氏(以下、中野):大衆に判断をゆだねることの恐ろしさについてもう少しお話していきましょう。 人は、自分のことを「正しい判断をするものだ」と無自覚に信じている。これは多くの実験が示唆しているところです。 例えば、ミルグラム実験と呼ばれる有名な実験があります。これは、閉鎖的な状況で、権威者の指示にどれだけ人間が従ってしまうものか、その心理状況を調べるために行われた実験です。 実験者、つまり権威者から「あなたは生徒役の被験者が課題を間違ったら、罰として電気ショックを加えてください」と依頼される。あらかじめ、自分でもその電気ショックがどんなものか、体験もしてもらいます。 生徒が一問間違えるごとに15ボルトずつ電圧を上げるように指示されるのですが、それぞれの電気ショックボタンには「ストロング・ショック」やそれを超えた「エクストリーム・インテン

    「人間はどんな悪者にもなれる」脳科学者・中野信子が説く、“わかりやすさ”だけで判断する恐ろしさ
  • 「復職した女性はみんな疲れ切っている」元AERA編集長が見た、働き方改革の現状

    復職した女性たちは、みんな疲れ切っている 浜田敬子氏(以下、浜田):働き方改革というときに、まずは女性が働きやすくなるように、と捉えられてきました。それがなにを生んだのかといえば、「女性が働きやすくするために」と言った結果、「家事も育児も女性の役割」と、家庭内の役割分担が固定化してしまったなと思います。 今では「男性も女性も含めた働き方改革をしないといけないよね」と、議論が段階を追って進んできたなと思っています。 一番改革が進んでいないのが、この「男性の家庭進出」というところです。会社の中だけで一生懸命働き方を改革をしても、結局は家に帰った時にちゃんと家事育児の分担ができていないと、女性だけがこの制度を使って早く帰って家事も育児もやらなければいけないということが今起きていると思います。 多くの企業で、とくに両立制度が進んでいる企業では、復職率100パーセントってみなさんおっしゃいます。その

    「復職した女性はみんな疲れ切っている」元AERA編集長が見た、働き方改革の現状
  • オバマ大統領「Yes We Can. Yes We Did.」 任期最後のスピーチでアメリカの信念を示す

    2017年1月10日、バラク・オバマ米大統領が、シカゴで任期最後となる演説を行いました。アメリカ人としての信念を示すとともに、であるミシェル・オバマ氏や家族への感謝を延べました。 変化を恐れてはいけない バラク・オバマ氏:気候変動に対して、積極的に取り組んでいくべきです。たった8年間で、外国の輸入石油に対する依存度を半減し、再生可能エネルギーの利用率を2倍にしました。そして、この地球を救うための世界的同意を取り付けました。 しかし、より一層の大胆な取り組みなくしては、我々の子供たちの世代は、気候変動に関する議論の時間すら与えられないでしょう。彼らは、気候変動によってもたらされる影響に、右往左往することになります。環境破壊、経済破綻、安全な場所を求めてさまよう避難民の波。 いまこそ、この問題に対する解決策を、議論することができる、そして議論しなければいけない時です。 しかし、この議論を避け

    オバマ大統領「Yes We Can. Yes We Did.」 任期最後のスピーチでアメリカの信念を示す
  • 【全文】オバマ大統領、任期最後の演説「あなたたちが私をよい大統領にしてくれた」

    2017年1月10日、バラク・オバマ米大統領が、シカゴで任期最後となる演説を行いました。アメリカ国民全員に謝意を伝え、民主主義に対する信念や多様性の大切さを説きました。 アメリカ国民が私をよりよい大統領にしてくれた バラク・オバマ氏:私の同志、アメリカ国民のみなさん。 (会場歓声) ミシェルと私は、この何週間かの間に頂いた、みなさんからのお別れの言葉に、感動しています。しかし、今夜は私がみなさんに御礼を申し上げる番です。 (会場歓声) 実際に目を合わせてお話しできたのか、同意できたかどうかにかかわらず、私がアメリカ人のみなさんとできた対話……、場所は客間、学校、農場、工場の床、ダイナー、遠くの駐屯地であったりしましたが、そこでのあなたたちとの対話は、私を正直にさせ、奮起させ、邁進する助けとなってきました。 毎日私はみなさんから学んできました。みなさんが私をよりよい大統領にしてくれたのです。

    【全文】オバマ大統領、任期最後の演説「あなたたちが私をよい大統領にしてくれた」
  • 新しい脳の地図が誕生 最新の研究で新たに97のエリアが発見される

    新しい脳の地図が誕生 最新の研究で新たに97のエリアが発見される A New Map of the Human Brain! 脳のエリアで存在が未確認だった、新たな97のエリアが発見されました。 神経科学者はこれまで、人の大脳皮質を83のエリアに分けていましたが、新たな研究の成果が雑誌『Nature』で発表され、これがトータルで180のエリアに増加したのです。 大脳皮質を180のエリアに分割 ハンク・グリーン氏:人間の脳のまったく新たなマップが登場しました。脳のエリアで存在が未確認だった、新たな97のエリアが発見されたのです。 『The Human Connectome Project』は、文字通り人間の脳のすべてを知るための大規模な活動です。先日、このプロジェクトに携わる科学者たちが人間の脳の新たなマップを公開しました。 神経科学者はこれまで、人の大脳皮質を83のエリアに分けていました。

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  • なぜ人間の体温は37度なのか? 科学者が解き明かした秘密

    なぜ人間の体温は37度なのか? 科学者が解き明かした秘密 Why Is My Body Temperature 37 Degrees? 多少の個人差はありますが、日人の平均体温は36度前後。欧米人であれば、37度ぐらいが平熱だと言われていますが、なぜ30度や40度ではダメなのでしょうか? それには、哺乳類をここまで進化させてくれたことにも通じる、ある理由があったのです。 体温が高すぎたり低すぎたりするとどうなる? マイケル・アランダ氏:もし今あなたが温度計を手にとって体温を測ったとしたら、きっと摂氏37度くらいを示しているでしょう。 体温は日によって、もしくは時間によって少し異なるかもしれませんが、その推移には一貫性があります。 とても暑くなれば、血管が開き、汗をかくことで体温を下げますし、とても寒くなれば、血管は収縮し、身震いを起こして体温を上げます。 そして、もし重度な熱や凍えるよう

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