グーグルを擁するアルファベットやマイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムの米テクノロジー大手4社の合計時価総額が20日に5.97兆ドルとなった。日本の上場企業は合計約5.84兆ドルと4社合計を下回る。コロナ禍でも巨大IT企業の株価が急上昇しているのに対し、世界景気に敏感で製造業中心の日本株は上値が重い。東海東京調査センターの中村貴司シニアストラテジストは、「新型コロナによる社会構造の変化から恩恵を受ける分野を米企業が押さえている結果」と指摘する。その一方で、カネ余りの相場環境下、「米国株に比べて日本株が出遅れているとみることもできる」と話していた。