タグ

ブックマーク / geopoli.exblog.jp (6)

  • プーチンは失敗した?フリードマン論文 | 地政学を英国で学んだ

    ウクライナのニュースを見ていると、何が起きているのか、どこに向かっているのか、よくわからない。情報には事欠かないが、その多くはソーシャルメディアのアカウントからで、そのすべてが信用できるわけではないし、またその性質から全体像を把握することはできない。デジタル時代といえども「戦争の霧」が晴れることはない。 しかし、いくつかの予備的な結論を出すには十分な情報がある。 ロシア軍は優勢であったにもかかわらず、戦術的な奇襲と圧倒的な数の可能性という利点があった開戦初日には、予想されたほどの進展はなかった。最初の攻撃は広く期待されていたようなエネルギーと推進力には欠けていた。ウクライナ人は気迫に満ちた抵抗を見せ、侵略者に犠牲を強いた。しかし今日の情勢はさらに暗くなる可能性があり、将来はもっと厳しく辛い日々になるだろう。しかし「プーチンは勝ち目のない戦争を始めたのだろうか」と問うのはもっともなことである

    プーチンは失敗した?フリードマン論文 | 地政学を英国で学んだ
  • 歴史家は「コメンテーター」になるな | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は暑さが落ち着きまして、晴れておりますが涼しく過ごせております。 さて、久々の更新です。以前番組でも触れたトピックです。 === 歴史家は「評論家」になるべきではない by モシック・テムキン ドナルド・トランプはたしかにアメリカ人のほとんどの人にとって大災害であり、世界にとっても危険な存在かもしれない。ところが彼は歴史家たちにとっては、大きな恩恵を与えてくれる存在だ。 なぜなら彼の政権がグロテスクに映れば映るほど、歴史家たちはその理由を説明するために、ケーブルニュースの番組でたった30秒の非難や、新聞の記事の中の引用しやすい言葉のために呼ばれるようになったからだ。 私も歴史家の一人だが、われわれの注目されるべき職業がこうして注目を浴びるのは喜ばしいと考えている。 ところが同時に私は、歴史が、矢継ぎ早かつ表層的な形で、しかもそのほとんどが歴史的な「アナロジー」を引き出す形で表

    歴史家は「コメンテーター」になるな | 地政学を英国で学んだ
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2017/09/05
    こなたま氏って何者。https://togetter.com/li/372059 やる夫フォーマットの歴史ネタ創作書いてる匿名キャラネット市民か。
  • イギリスの左派がヘイトスピーチに走る理由 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は快晴でした。夕方になってけっこう気温が下がったような気がしました。 さて、久々にブログを更新です。 パナマ文書の内容が一部公開されたり、オバマ大統領の広島訪問が決定したりと、国際的なニュースにおいては気になる話題が多いですが、今回は前回の放送(http://ch.nicovideo.jp/strategy2/live)でも触れた、イギリスの左派のユダヤ問題について少し。 この話の元ネタは、ニューヨーク・タイムズ紙のコラム欄に掲載された意見記事なのですが、そこで紹介されていた意見が、戦略論的にもなかなか考えさせてくれる内容だったので放送でもとりあげたというわけです。 すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、つい先日行われたイギリスの市長選で、欧州の主要都市としては初の、イスラム系の市長(サディク・カーン氏)が誕生しました。 これは極めて画期的なことであり、国際的にも大

    イギリスの左派がヘイトスピーチに走る理由 | 地政学を英国で学んだ
  • イスラム聖戦士はジャンクフードがお好き | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はどんよりと曇っております。小雨もありましたがそれほど寒くはないですね。 さて、今週の番組(http://live.nicovideo.jp/gate/lv199750503)のほうでも少し触れたトピックですが、FTにISISの戦闘員たちのガキっぽい趣味や嗜好について紹介した記事がありましたので、その要約を。 今回は原文にはない写真による図説を多めに心がけました。 === 「イスラム国」の戦闘員たちは自分たちが軽蔑している西側諸国のお菓子やガジェットが好き by エリカ・ソロモン ●「イスラム国」の建国のためにシリアに続々と終結している外国の戦闘員たちは過去の復活を目指しているはずなのだが、自分たちが嫌う現代の西側諸国の菓子やガジェットへの好みは維持したままだ。 ●シリアの現地の人々はこのような戦闘員たちが、首切りや集団虐殺などを使って支配しようとする恐怖の中で生きなければな

    イスラム聖戦士はジャンクフードがお好き | 地政学を英国で学んだ
  • ISISに「悪」というレッテル貼りはやめておけ | 地政学を英国で学んだ

    今日の目黒は朝から小雨が降っております。 さて、久しぶりに記事の要約を。オバマ政権の使っている言葉についての議論です。 === 「悪」というラベルづけの問題:ISISを「ガン」と呼んでしまうことのモラル・ハザード By マイケル・ボイル ●ISISによるアメリカのジャーナリスト、ジェームス・フォーリー氏の「首切り処刑」は、世界中からこの反乱グループとその恐ろしい手段に対する非難を巻き起こしているが、これは当然であろう。 ●ところがこれは同時に、911の連続テロの直後のパニック状態の中でアルカイダを示す際に使われた道徳判断を含んだ言葉を復活させることにもつながった。 ●ブッシュ前大統領が「テロとの戦争」を「悪を行う者」たちに対するキャンペーンであると表現したことは有名だが、奇妙なことに、オバマ大統領もISISのことを、中東に広がる「21世紀に存在してはいけないガン細胞」であると表現している。

    ISISに「悪」というレッテル貼りはやめておけ | 地政学を英国で学んだ
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2015/01/26
    >異教徒は「悪」であることの十分条件です。また、それらの一神教世界にとって、十字軍のように、異教徒は「抹殺されても仕方の無い」存在です。 イスラム国と戦う全ての者にとってもまた聖戦なのだ。
  • 「バイトがネットにイタズラ画像」事件と戦略論2 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横須賀は晴れて暖房入っておりましたが、昨日ほどの暑さではなかったようです。 さて、昨日のエントリーの続きで、最近の「バイトがネットで写真を載せて炎上事件と戦略論とのからみを。 昨日は携帯電話という最新テクノロジーが簡単に手に入るようになったことによって、一兵卒であるバイトたちが、雇われている会社そのものの戦略〜世界観レベルまで揺るがすような事態が頻発しており、これはビジネス界でマクレガーのいう「戦略の平坦化」が起こっているということを話しました。 ところがこれにはさらに話の続きがありまして、このような技術革新による一連の動きへの「対処の仕方」というものが、すでに十年前から活発になされておりました。 そしてもちろんこのような議論を行っていたのは、米軍を中心とする戦略論の論者たちです。 米軍とその関係者の間では、すでに90年代の「RMA」という概念についての議論の中の、いわば「未来の戦

    「バイトがネットにイタズラ画像」事件と戦略論2 | 地政学を英国で学んだ
  • 1