首都圏を流れる利根川と荒川の決壊に備えて、行政機関や鉄道事業者などがそれぞれ取り組むべき課題を具体的に検討する「首都圏大規模水害対策協議会」が、11月8日に開催された。数百万人が浸水被害に遭うと想定されることから、壊滅的な被害を回避するために、複数の事業者が避難行動計画や応急対策を連携して検討する。
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(前編からつづく) 大阪ガスが建設している世界最大の地上式PC(プレストレスト・コンクリート)LNG(液化天然ガス)タンク。工期を9割も短縮できた「スリップフォーム工法」によるコンクリートの打設現場に密着した。真円を実現するために、巨大な自転車の車輪のような直径90mのスポークワイヤを張って精度を保った。 スクラップ&ビルドでタンク容量が5倍に PCLNGタンクの新設工事は、先ず1972年に完成した2基のLNGタンクを撤去することから始まった。2カ所できた跡地のうち、一方を新設タンクの用地として、もう一方を資材ヤードとして使用するためだ。 撤去したLNGタンクの容量は1基当たり4万5000m3。これに対して、新設するPCLNGタンクの容量は23万m3で、旧タンクの5倍以上に及ぶ。区画の面積は1万2000m2のまま変わらないが、大容量を確保できる理由は、LNGタンクの構造の違いにある。 従来
東京都千代田区にある旧グランドプリンスホテル赤坂の跡地で超高層ビル2棟の新築工事を進める西武プロパティーズ(埼玉県所沢市)は11月18日、敷地内で保存する「旧館」の曳き家工事を公開した。移動距離は44m。施工は大成建設が手掛けている。 写真の左手前に向かって動く旧館。床下では作業員が建物を支える「ころ棒」の盛り替えや微調整などに追われる。11月18日に撮影(写真:日経アーキテクチュア) 工事現況図。旧館(旧李王家東京邸)は11月19日までに、南東方向に44m動かす1回目の曳き家を終えた。図中の1工区は新築するオフィス・ホテル棟、2工区は住宅棟の現場をそれぞれ示す(資料:西武プロパティーズ)
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