装飾が多いポストモダンの建築は、ネタが豊富でいろいろ書きやすいだろう──。建築に詳しい方であれば、すぐにそう思われるかもしれない。しかし、文章担当であるイソさんの苦悩はモダニズム編よりもさらに増した.そんななかで書かれた傑作の1つ、つくばセンタービルの回を紹介する。
![巡礼傑作選(4)つくばセンタービル、ノリツッコミの極意](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cb723e899d51fc3f18e9083bf79265059f6113d3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fkn%2Farticle%2Fbuilding%2Fcolumn%2F20150311%2F694410%2Fthumb_720_01.jpg%3F20220512)
大型振動台の上に設置された超高層建物の模擬試験体が、生き物のようにぐにゃりと揺れ動く――。清水建設が本格運用を開始した先端地震防災研究棟での実験の一コマだ。動画でみると、試験体の動きがよく分かる。
東日本大震災から4年。3月初旬に訪れた三陸沿岸の被災地の光景に、被災直後とは違った意味で衝撃を受けた。岩手県陸前高田市、宮城県気仙沼市、同県南三陸町をBRT(バス高速輸送システム)で足早に巡ると、港を通るたびに山と積まれた盛り土が目に飛び込んできた。市街地をかさ上げするための土だ。そのおびただしい土の量に圧倒された。 岩手県陸前高田市の旧市街の復興現場。造成用の土を運ぶために巨大なベルトコンベヤーが設置されている。盛り土高さは平均で7.4mになる(写真:日経アーキテクチュア) 三陸沿岸の被災地では、高台への移転先となる宅地を造成し、市街地をかさ上げするために、膨大な土を動かす。例えば陸前高田市で、都市再生機構が市から受託した今泉地区と高田地区の復興市街地整備事業では、切り土と盛り土の総量が2000万m3を超える。これだけで霞が関ビル40杯分以上の土の量だ。盛り土の高さは平均で7.4mとなる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く